運命は好転する――こころの温度を1℃あげよう(5)

『こころの温度を1℃あげよう』の「はじめに」から
仏教の教えをベースにわかりやすく解説しロングセラーに
本書『
こころの温度を1℃あげよう』は、文末に紹介するように、産経新聞でも評価をいただき、この種の本としては異例の発売から1か月ほどで3刷の重版がかかりロングセラーとなっている。
本書は創立90年余の
念法眞教(ねんぽうしんきょう)のホームページに好評連載されているエッセイをまとめたものだが、あとがきでわずかに教団を紹介している以外は、全編、仏教の教えをベースとしながら、一般の読者の悩みや迷いに解決の指針が得られるように、分かりやすく説かれている。
紙面には、文章に合わせたユニークなタイポグラフィー(活字のデザイン)も描かれており、見ていても楽しく、読後にこころが暖かくなる一冊となっている。
章立ては、
第1章 家族・夫と妻
第2章 親のこころ・子のこころ
第3章 恋愛
第4章 仕事
第5章 自分らしさ
第6章 人生・生き方
第7章 幸せ
となっている。
紹介する順番が最後になってしまったが、本書の「はじめに」のところで、この本のエッセンスが凝縮されているので紹介しよう。
人や運命を簡単に変えることはできませんが、
自分の行動や考え方は自分次第で変えられます。
自分が変わることで、物事がうまくいけば、
周りの人にもいい影響が伝わって
やがて周りの人も変わり、
運命も好転していきます。
古くから受け継がれてきた仏さまの教え。
長い間、
日本人の生き方を支えてきた教えが、
こころにポッと小さな灯(あか)りをともし
冷えていたこころをじんわりと温めてくれます。

本書の産経新聞の書評
こころがスッと軽くなる84篇のエッセイ集。元気になりたい時に役立つ一冊だ。(了)
(文責=育鵬社編集部M)