思うようにうまくいかない…それでも、うまくいく方法がある!
「求めない」で待ってみる
自分から積極的に幸運を呼び寄せる100の方法を説いたのが、『人生がうまくいく引き寄せの法則』(植西聰著)です。 ただし、それを読んで実践したからといって、すべての人がすぐに幸運を得られるとはいえないものです。なかなか幸運を手にすることができない、そんな人のために著者が姉妹編として書いたのが、『人生がうまくいく「求めない」法則』です。 この『「求めない」法則』では、積極的に行動しもうまくいかない時に、「求めない」ことで幸運に導く方法を説いています。 うまくいかない時にどうするか。それは無心となり、我欲を捨て、人のためになることは積極的に行うことです。そうすればきっと幸運が手に入ると著者は説いています。「無心」になること、我欲を捨てること
内容は、第1章が「『無心』となって生きる」。第2章は「人を尊重し、人をたてる」。第3章は「頼まれ事は引き受けてみる」。第4章は、「己を捨てて、人とつき合う」。 第5章は、「ありのままの自分を大切にする」。第6章は、「幸運の風をつかめる人、つかめない人」。そして第7章が「『求めない行為』で、宇宙銀行に徳を積む」となります。 では、具体的に見ていきましょう。第1章の「『無心』となって生きる」で取り上げているのが、「緊張して人前で話せない女性に深呼吸をして話をしよう」という例です。 「人を尊重し、人をたてる」では「偉くなったからといって相手に求めてばかりいるのはダメ。偉くなっても、目下の人の求めに応じよう」をはじめとする例があげられています。 「頼まれ事は引き受けてみる」では「雑用をできない人に『大きな仕事』はできない。雑用であっても喜んで引き受けよう」ほかです。 「己を捨てて、人とつき合う」では「むりをして自己主張する必要などない。おとなしい人の希望を神様はむしろ叶えてくれる」と。 「ありのままの自分を大切にする」では、「『何もない』からこそみんなの役にたっている。飛び抜けた才能や個性がないことを『誇り』に思おう」との例をあげます。 「幸運の風をつかめる人、つかめない人」では「人の運というものは風向き次第ですぐに変わる。いい風が吹いてくるのを待っているだけでいい」ほかです。 「『求めない行為』で、宇宙銀行に徳を積む」では「自分の利益ばかり考えていると宇宙銀行の貯蓄が減る。人のために尽くすと幸運という利息が引き出される」などです。「求めない」で成功するのが「導き」
以上のように、本書では、なかなか思い通りにならない心の状態の時であっても、幸運をもたらす方法を説いています。そのような、待っている心の状態で、よいことを得ることを、著者は「導き」と呼びます。 積極的に幸運を「引き寄せ」ること。そして、状態が悪い時には「求めない」で幸運を待つこと。「引き寄せ」と「求めない」の使い分けで、確実に幸せが手に入るでしょう。 (編集部)
『人生がうまくいく「求めない」法則』 『人生がうまくいく引き寄せの法則』の姉妹編。「引き寄せ」と「求めない」を上手に使い分ければ、きっと幸せは手に入る。 |
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