『英語対訳で学ぶ日本』が役に立つ⑤――外国人に「和食」の真髄を説明してみよう

『英語対訳で学ぶ日本』で掲載されている「和食」の該当ページ

 では、『英語対訳で学ぶ日本』で紹介されている「和食」のページを掲載する(冒頭画像)。外国人に和食の真髄を説明する際に重宝する。

【日本文】102 和食の奥深さ
 2013 年に和食がユネスコの無形文化遺産に登録された。長い歴史を経て今に伝わる和食は、自然を尊重する日本人の精神を表した食に関する社会的慣習といえる。
 和食にはいつかの特色がある。たとえば、①正月の祝いや田植えなど年中行事との密接なかかわり、②四季や地理的多様性による新鮮な山と海の幸の活用、③自然を表した美しい盛り付け、④栄養バランスに優れた健康的な食生活などが挙げられる。
 近年では日本人の間で外食の日常化、家庭料理の欧米化が進んでいる。しかし地域では「地産地消」運動の一環として、地元の食材を生かして、学校給食や地域行事で郷土料理を提供したり、親子教室などで食育活動を推進したりして、和食の継承に努めている。

【英訳文】102  The Depths of Japanese Cuisine
 Japanese cuisine① was registered② as a U NESCO intangible③ cultural heritage④ in 2013. Japanese cuisine, handed down to the present across a long history, can be said to be a social custom⑤ of meals expressing⑥ the spirit of the Japanese people’s respect for nature.
Japanese cuisine has several characteristics⑦ , such as: 1) Intimate⑧ connection with y early e vents such as the celebration⑨ of the New Year and rice planting. 2) Use of fresh harvests⑩ from the land and sea with seasonal⑪ and geographic⑫ diversity⑬ . 3) Beautiful presentation showing forth nature. 4) Healthy diet with excellent nutritional⑭ balance.
 In recent years, Japanese people have been eating out more often, and homemade meals are increasingly Western. However, local communities are trying to preserve Japanese cuisine by providing local food for school lunches and at local events, cooking local foodstuffs⑮ in a campaign o f “local production for local consumption⑯ ,” and promoting dietary education activities at classes for parents and children.

【英単語解説】
① cuisine (クウィズィーン:料理) ② registered (register ゥレヂスタの過去分詞:登録する)③ intangible (インタンヂブル:無形の)④ heritage (ヘリティヂ:遺産)⑤ custom (カスタム:慣習) ⑥ expressing (express イクスプレスの~ ing 形:表す) ⑦characteristics(characteristic キャラクタリスティクの複数形:特色)⑧ intimate(インティメイト:密接な)⑨ celebration (セレブレイション:祝い)⑩ harvests (harvest ハーヴィストの複数形:収穫物)⑪seasonal (スィーゾヌル:季節の)⑫ geographic (ヂーオグラフィク:地理的な)⑬ diversity( ディヴァースィティ:多様性)⑭ nutritional( ヌートリショヌル:栄養の)⑮ foodstuffs(foodstuff フードスタフの複数形:食材)⑯ consumption (コンサンプション:消費)

 本書『英語対訳で学ぶ日本』は、発刊以降、反響をいただいている。その一端に関しては、この「日刊SPA!PLUS」でも何度か紹介させていただいた。例えば、以下の記事である。

『英語対訳で学ぶ日本』が面白い!――反響続々】(「日刊SPA!PLUS」2018年2月2日)

 日本に対する関心が深まり、訪日外国人(インバウンド)が増える中、自国を語り伝えるケースが増えている。本書がお役に立てば幸いである。(了)
(文責=育鵬社編集部M)





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