『英語対訳で学ぶ日本』が面白い!――反響続々

『英語対訳で学ぶ日本』のカバーを広げたデザイン

 1月下旬に発行された『英語対訳で学ぶ日本――歴史と文化の111項目』(発行=育鵬社 発売=扶桑社)が話題を呼んでいる。  まず、ビジネスマンの通勤帰りの愛読紙『夕刊フジ』はいち早く書評を掲載して(下の画像)、日本人でも明快に説明しにくい「日本人の宗教観」について「ずばり英訳されている」と高評価。

『夕刊フジ』(2月1日号:1月31日発行)に掲載された書評

 一方、編集部にも読後感が寄せられているので、いくつか紹介してみよう。 ・在米勤務時に縄文文化の特質や先進性を上手く英語で説明できずに、もどかしい思いをしていた。本書は縄文の記述も良くまとまっていて比類なき好著。(官庁勤務、40代) ・日本語の記述は、文部科学省検定済みの中学校・歴史教科書をベースにしているため安心して読める。やや難しい英単語にはその読み方と意味を付しており、読者目線の編集が良い。(退職校長、70代) ・歴史の流れを項目仕立てでうまく説明できているか読む前は懸念していたが、大事な節々の項目でうまく流れを説明しているので感心した。英語も分かりやすい。孫にも買い与えたい。(元メーカー勤務で海外駐在豊富、70代) ・1項目400字ほどの短い日本文でありながら、歴史の流れが物語のように分かりやすくまとめられているのも大きな魅力。英語も比較的やさしい単語とコンパクトな文章で苦にならずに学べます。巻末の付録・日本の世界文化遺産もいいですね。2020年にはオリンピックで外国の方ともお話する機会があるかもしれないので、是非とも学んで話せるようになっておきたいものです。(女性誌編集者、30代) ・97項目の「川端康成と『美しい日本の私』」では、ノーベル文学賞の受賞記念講演のエッセンスが紹介されており、大和言葉風の英語に感じました。言葉の美しさは、連動するものなのですね。(団体職員、30代) ・学生の勉強だけでなく、外国人観光客が増加している昨今、一般の人にも役に立つ有意義な本だと思います。(通信社勤務、50代)  以上、これまでに届けられた読者の反響の一部をご紹介した。  訪日外国人に対する本書の活用法などについては、このサイトで【『英語対訳で学ぶ日本』は必携の書】(5回連載)、あるいは【これで解消!日本を伝えられないもどかしさ】(2回連載)を記事にしているので参考にしていただきたい。  最後に、本書の製本法について紹介したい。本書は何度もページが開かれることを想定しPUR製本で行った。PURとは、Poly Urethane Reactiveの略で、「反応性ポリウレタン」の接着剤を用いている。  一般的な製本糊よりページの開きが良い、開きの耐久性が高い、熱に強い(高温に強い)、環境面でもリサイクル性が高い……といった特性を有している。  本書を末永く活用いただければ幸いです。(文責=育鵬社編集部M)
英語対訳で学ぶ日本 歴史と文化の111項目

あなたは英語で、日本を伝え説明できますか? 英語の勉強にもなり、日本史通にもなれる。草の根の交流に役立つ極上の一冊!

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