朝鮮史講座…歴史に潜む反日の淵源「第1講:かつて、韓国は日本を侵略した」
中国には何も言わない韓国大統領
韓国の金泳三大統領はかつて、日本を「ポルジャンモリ」と言い放ちました。「ポルジャンモリ」とは、目上の者が目下の者を叱る時に使う韓国の俗語で、一般に「悪い癖」というように訳されますが、そんな穏やかな意味ではなく、「バカたれ」という意味です。 金泳三大統領は1995年、中国の江沢民国家主席との会談の中で、以下のように発言しました。 「自分は大統領に就任して以来、侵略行為と植民地支配について、日本は歴史認識を正しくすべきであることを繰り返し主張してきた。しかし、日本の妄言が続いており、今度こそ日本のポルジャンモリを叩き直してみせる」 韓国は中国の2000年に及ぶ朝鮮侵略については何も言いません。金泳三大統領は江沢民国家主席にも反省を求めるべきだったでしょう。日本に言えて、中国に言えないという道理はありません。 また、朴槿恵大統領は2013年、独立運動を記念する政府式典で以下のように演説しています。 「日本は歴史を正しく直視し、責任を取る姿勢を持たねばならない。加害者と被害者の立場は千年経っても変わらない」 いわゆる朴大統領の「千年の恨み発言」ですが、日本だけでなく、やはり中国に対しても大きな声を出して言うべきでしょう。元寇では日本を襲う
韓国はいつも一方的に自らが被害者であることを主張していますが、加害者であったこともありました。それは、13世紀の元寇の時です。 朝鮮人はモンゴル人とともに、長崎県・対馬に攻め入り、男たちを殺し、女たちの手に穴を開け、紐を通して数珠つなぎにして連れ去りました。『高麗史節要』には、帰還した高麗軍の将軍が200人の子供を高麗王に献上したという記述もあります。 「やった、やられた」の非難の応酬をしても仕方ありませんが、金泳三大統領や朴槿恵大統領らが言うように「正しい歴史を認識せよ」というのはその通りなので、元寇の歴史をよく見直さなければなりません。 宇山卓栄(うやま たくえい) 著作家。著書に『朝鮮属国史~中国が支配した2000年~』(扶桑社新書)ほか。ハッシュタグ
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