光市母子殺害事件「元少年」実名本著者の反論

大型書店では一部「撤去」扱い。元少年の実名報道、写真掲載で 「出版差し止め」の申し立てをされた問題作の著者が重い口を開いた 【担当編集からのコメント】  広島高裁で行われた最高裁差し戻し審の「死刑判決」からおよそ1年半……。  光市母子殺害事件の被告である「元少年」の実名を記し、顔写真も掲載した著書『○○君(注:元少年の実名)を殺して何になる』が波紋を広げている。  発売直前に元少年の弁護団が出版差し止めの申し立てを行い、大手ネット書店では販売を自粛。全国の大型書店の中にも、発売初日に商品を撤去する動きも見られたが、現在、品薄状態が続き、ネットオークションでは5000円前後の値が付けられるほどとなっている。  実名を出すという一線を安易に越えた……など、賛否両論渦巻く問題作の著者は一体何を意図しているのか? 今週中にも裁判所の判断が出ると見られる中、著書を直撃した。