ふたりのアンダーテイカー@サマースラム――フミ斎藤のプロレス講座別冊WWEヒストリー第174回

サマースラム94

サマースラム94の目玉カードは、ジ・アンダーテイカー対“にせアンダーテイ カー”、ブレット対オーエンの“ハート兄弟対決”の2本立てだった(写真はWWE オフィシャル・ビデオ「サマースラム94」ジャケット写真より)

 WWEの1994年の夏のスーパーイベント“サマースラム”(1994年8月29日)は、イリノイ州シカゴのユナイテッド・センターに2万3000人の大観衆を動員した。

 当時のWWEのPPV(ペイ・パー・ビュー=契約式有料放映)イベントは現在のような年間12大会ではなく1月の“ロイヤルランブル”、4月の“レッスルマニア”、6月の“キング・オブ・ザ・リング”、8月の“サマースラム”、11月の“サバイバー・シリーズ”の全5大会。約3カ月ごとのサイクルで開催されるPPVが連続ドラマのクライマックスの役割を果たしていた。

 “サマースラム”の公式ラインナップは①バンバン・ビガロ&アーウィン・R・シャイスター(マイク・ロトンド)対ヘッドシュリンカーズ(サムー&ファトゥー)②アランドラ・ブレイズ(メドゥーサ)対ブル中野のWWE世界女子選手権③レーザー・ラモン(スコット・ホール)対ディーゼル(ケビン・ナッシュ)のインターコンチネンタル選手権④レックス・ルーガー対タタンカ⑤ジェフ・ジャレット対メイベル⑥ブレット・ハート対オーエン・ハートのWWE世界ヘビー級選手権“金網マッチ”⑦アンダーテイカー対にせアンダーテイカーの全7試合。

 この年の3月の“レッスルマニア10”(3月20日=ニューヨーク州ニューヨーク、マディソン・スクウェア・ガーデン)でヨコヅナを下して約1年ぶりにWWE世界王座奪回に成功したブレット・ハートは、“サマースラム”では実弟オーエンと金網マッチで対戦した。

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