モバイルバッテリーにもなるWi-Fiカードリーダー
【ラトックシステム REX-WIFISD1】
昨年末に、ラトックシステムからWi-Fiカードリーダー「REX-WIFISD1」が発売された。Wi-Fiカードリーダーとは、スマートフォンなどを充電できるモバイルバッテリーに、SDカードスロットを搭載。無線LAN機能でスマートフォンなどからアクセスし、写真や動画を閲覧できるデバイスだ。実勢価格は7980円。さっそく、この変わりダネデバイスの物欲刺激度をチェックしてみよう
◆モバイルバッテリーにもなるWi-Fiカードリーダー
「REX-WIFISD1」は、Wi-Fiカードリーダーという製品だ。まだ馴染みのないデバイスだが、iPhoneやAndroidスマートフォンのユーザーは要チェックの注目アイテムになるはず。
3000mAhの容量を持つモバイルバッテリーで、外出先でスマホを充電できるうえに、SDカードスロットとUSB端子を備えているので、デジタル一眼レフのメモリカードやUSBフラッシュメモリとつなげるのが特徴だ。
スマホから本製品にアクセスする際は無線LANを利用する。まずは無料アプリの「WiDrawer」をダウンロードし、無線LANで本製品に接続したあとアプリを起動するだけで、装着しているメディア内のファイルにアクセスできる。例えば、デジタルカメラで撮影した写真を、そのままスマホやタブレット端末で閲覧するといった使い方が可能。そうすることで、カメラ本体の小さなディスプレイで見るよりも、大きくキレイな映像を楽しめる。
また、PCで作成したPDFやワード、エクセルなどの文書ファイルをUSBフラッシュメモリに保存し、スマホやタブレットで閲覧、取り込むこともできる。逆にスマホから書き出すことも可能で、撮りためたデータを移動したり、バックアップしたりできる。スマホの空き容量が乏しくなったときには心強い。
SDカードはSD/SDHC/SDXCの128GBまで対応。デジ一眼で撮影したデータも余裕で表示できる。Wi-Fi接続時の動作時間が約9時間と長いのも頼もしい。インターネットブリッジ機能を備えているので、Wi-FiモデルのiPadのファイルにアクセスしながら、同時にネット接続もできる。
サイズは118×79×14mm、重量は120gと、大きめのスマホといったところ。ケーブルが必要なので荷物にはなるが、スマホで外部ストレージを扱えるのは便利。旅行時の必需品になりそうだ。
海外旅行に行きまくる予定。デジカメ写真の取り込みデバイスが必要だ
記録メディアを挿すことでWi-Fiストレージになり、そのままモバイルバッテリーとしても使え、カードリーダーにもなる。言うなれば一台三役のこのツール。単なるモバイルバッテリーを持ち歩くなら、これにしたくなる。SDカードやUSBを挿せないスマホやタブレットでも、こうしたメディアを使える点を評価
■ITライター柳谷智宣の物欲刺激度 2.5/3
■ 編集担当Kの物欲刺激度 3/3
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