低所得者の共通点とは?
国税庁の『民間給与調査』によれば、給与所得者の約4割が年収300万円以下。そんな現実を知ると低収入も仕方ない気もする。
だが、高所得者と低所得者両面の行動心理に詳しい経営コンサルタントで『年収1億を稼ぐ人、年収300万円で終わる人』などの著者・午堂登紀雄氏は、「ただ運が悪いからだけが理由ではありません。低所得者には彼ら特有のダメに陥るマインドがあり、それも大きく関係しています」と語る。
「仕事ができる、できないだけではありません。低所得の原因にプライベートは関係ないように見えますが、それは大間違い。人間関係、服装、食生活に至る日常まで少なからず影響してくるもの。それは誰の目から見ても明らかで、稼いでいる人ほど、買い物も料理もうまく、結婚も早かったりするのです」
高所得者と引き合いに出されるとツライが、たしかに逆に考えると、私生活がしっかりしている人に低所得者はいない気がする。
「稼ぎだけではなく、出費ひとつ取ってもわかりやすく出ますね。低所得の人ほど自己満足のために使い、すぐ自分のご褒美としてモノを買ってしまう。趣味にしても、たとえばゲームのように自分1人で遊べる自己完結型のものが多かったりします」
一方、高所得者は自己投資にお金を使う。「余暇を完全にオフ状態にするのではなく、いろんな場所に出かけてコミュニケーションを取ったり、趣味もそれを通じて人脈が広がるものが多い」という。結果、収入増に繋がるのだ。
オンオフは別だと言い張りたい気持ちもあるが、この考えだけでもダメ習慣を生み出す要因なのだとか。週刊SPA!5月14日発売号では「低所得者に共通するダメ習慣108」と題して、実際に低所得者(年収300万円台)のサラリーマン200人に話を聞き、ダメ習慣を自己申告してもらった。まずは低所得にダイレクトに繋がる職場編からいかにダメかを認識してもらいつつ、日常をチェックしていってもらいたい。 <取材・文/高島昌俊 撮影/渡辺秀行>
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『年収1億を稼ぐ人、年収300万で終わる人』 お金持ちに成り上がった人の「非常識」な習慣 ![]() |