近い将来、常食になる? ゴキブリを食してみた
農作物や在来種に被害をもたらし、生態系を脅かす鳥獣たち。しかし、見方を変えれば「害獣」は高級食材でもある。工夫次第で益獣となりうるこれらを実際にいただいて調査してみた!
◆近い将来、常食になる? ゴキブリを食してみた
人類の目の前に迫った食糧危機に備え、国連の食糧農業機関、WFOはどこにでもいて高タンパク低カロリーの“昆虫食”を提唱しているのだとか。というわけで、最も“どこにでもいる”虫、ゴキブリを食べてみた。調理してくれたのは、昆虫採集が趣味という齊藤正明さん。自宅では、約100匹のゴキブリを飼育中だとか。
「飼っているのはアルゼンチンモリゴキブリという品種。このゴキブリは飛ばないし、水を切らさず冬はヒーターで暖かい環境にしておくだけで、勝手に増えていくので、とても飼いやすいんです」
で、その増殖したゴキブリをおいしくいただくというわけだ。気になる食べ方は……。
「素揚げして塩コショウがオススメ。エビのから揚げのようなサクサクした食感で、特にヘンな味もしないですし、先入観を捨てれば手軽においしく食べられますよ」
というわけで、さっそくいただくことに。メスは羽がなくナウシカのオームのようで、羽のあるオスはまさにゴキブリそのもの。ハッキリ言って気持ち悪い。目をつぶって口に放り込むと……。
確かに齊藤さんの言葉どおり、サクサクと心地よい食感。やや分厚いメスは噛むと身がプチッと弾けて具がトロッとする感覚があるものの、エグイ味が口の中に広がることもない。これなら目隠しをして食べたら、ゴキブリだと気づかないかも! とはいっても、やっぱりゴキブリはゴキブリ。もう一度食べろと言われたら……それはお断りです!
⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/557130/bkr_131224_19
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