食べログ“上から目線”のカリスマレビュアーに要注意

「3.50点以上(上位3.63%)は高い確率で満足できる」と食べログは主張するが、ならば低評価な店はどうなのか? 食べログでは“やらせ騒動”をきっかけに、採点方法が見直されたが、一方で不当な低評価を受ける店は今も多いという。

松浦達也氏

松浦達也氏

 大衆食文化に詳しい編集者の松浦達也氏は、「投稿数の多いレビュアーの評価が、点数に与える影響が大きすぎる。大勢が高い評価をしても、カリスマレビュアーが数年前に書いた低評価レビュー一つで点数が3.0以下に、という店も少なくない」という。

 覆面自腹レストラン評論家の友里征耶氏は、「カリスマレビュアーには今もステマ会社から報酬を受け取っている人もいる」と話す。

「また、急に高い点数がつく新規店などは、開業前に彼らを招待し、レセプションパーティーを行っていることが多いです。なかには自分がカリスマレビュアーと気づかれないとキレて低評価を付けるような人もいて、店側も扱いには気を使うようですが(笑)」(友里氏)

 なお大衆的な価格設定の店は、実態に則さない低評価を受けることが多い傾向があるそうだ。

「一食あたり3万円の店と1000円の店を、客単価に応じて正当に評価できるレビュアーがどれだけいるか疑問です。地域に根ざした家庭的な飲食店に、よそからやってきては上から目線であら探し。特別扱いされないからと『2』をつけたりするユーザーは、その幼さがあまりに切ない」(松浦氏)

 逆に高額店には不当な高評価を受けている店も目立つそうだ。

「普段おいしいものを食べていない人は、高額店の味の違いがわからないので、メディアで評判の良い店や、店構えの派手な店、店主の個性が強烈な店は、それだけで高評価をしがち。つまりハッタリに乗せられやすいんです。客に怒鳴ったり、変なルールを儲けたりするラーメン屋が高評価になるのも似た理由でしょう」(友里氏)

 では食べログの評価に惑わされないためにはどうすべきなのか。

「複数のレビューがある場合は、まずは低評価のレビューを見ること。高評価の人は書くこともだいたい同じですが、私怨やヒガミではなく、きちんと店を見極めて書かれた低評価レビューには、参考になる情報も多いです。あとはリンク先のお店のホームページも確認を。料理の名前がムダに長かったり、店主が自分の凄さをとうとうと語っていたりする店は食べログの評価が高くてもダメな店と見て間違いないでしょう」(友里氏)

【松浦達也氏】
編集者、ライター。テレビ、ラジオ、専門誌、WEBなどで「食」について解説・寄稿する。参加する調理ユニット「給食系男子」の新刊が4月に発売予定

【友里征耶氏】
「覆面・自腹」を基本として、客の目線でグルメ界を斬るレストラン批評家。著書に『絶品レストラン』ほか。3月に角川書店から新書を発表予定

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絶品レストラン

関係者レビュアーの多い「食べログ」や、巷に溢れるヨイショ本に惑わされるな!

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