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目当てはキャッシュバックでも「つながりやすさ」や「通信速度」に約6割が満足。MNPユーザーの実態調査

MNP後のスマホの「つながりやすさ」や「通信速度」 MMDLaboが運営するMMD研究所が、2013年10月~2014年6月まで、ドコモ、au、ソフトバンクそれぞれの高速通信(Xi/4G/LTE)対応スマホにMNPで乗り換えた20代~60代のユーザー各600人、合計1800人を対象に実施した「MNPユーザーのスマートフォンネットワーク調査」を実施。その結果を発表した。同調査によれば、「とてもつながりやすい」、「ややつながりやすい」を合わせて、全体の59.4%が、MNP後のほうが「つながりやすさ」を実感していることがわかった。同調査は5段階評価で行われたもの。さらにキャリア別に見てみると、MNPでソフトバンクユーザーになった人の評価がもっとも高く62.4%、次いでドコモユーザーが60.9%、auユーザーが55.3%となった。 ⇒【調査結果の詳細】はコチラ
https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=680016
MNP前と比べて「つながりやすさ」の実感度 また、スマホの通信速度についても5段階評価で聞いたところ、「とても速い」、「やや速い」を合わせて、全体の63.2%がMNP後のほうが「通信速度が速い」と実感。こちらもキャリア別に見てみると、つながりやすさ同様にソフトバンクユーザーの評価がもっとも高く67.3%。ドコモユーザーが63.7%、auユーザーが58.6%と続いた。総じて今回の調査では、CMでつながりやすさNo.1を掲げるソフトバンクにMNPしたユーザーの満足度が高かった。ソフトバンクは、全国主要都市におけるダウンロード平均スピードの実測調査などでもAndroid、iPhoneともに優位になるなど、ネットワークの安定度が高いという結果が出ており(詳しくはコチラ⇒https://nikkan-spa.jp/655538)、そういった面がユーザーから評価されているのだろう。 ⇒【調査結果の詳細】はコチラ
https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=680017
MNP前と比べて「通信速度」の実感度 一時期、問題になった「パケ詰まり」への不満については、全体で17.6%に止まり、キャリア別で見てもソフトバンク17.0%、ドコモ17.7%、au18.0%と、ほぼ変わらず。「パケ詰まり」に悩んでいる人は2割以下と多くはなかった。しかし、「パケ詰まり」に不満を持っていると回答した人だけに頻度を聞いたところ、「ほぼ毎日」がもっとも多く36.7%。一部では、深刻な「パケ詰まり」に悩んでいる人がいるのだ。  ちなみに、MNPした時期は2014年3月がもっとも多く28.9%。その理由は、「キャッシュバックやプレゼントがもらえるから」(48.3%)、「毎月の料金が安くなるから」(47.6%)がダントツで多く、「つながりやすさ」や「通信速度」を基準にMNPしている人は多くはなかった。それでも全体で約6割の人が、MNP後の「つながりやすさ」や「通信速度」に満足しているのだから、MNP自体への満足度は高いと思われる。 ⇒【調査結果の詳細】はコチラ
https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=680018
MNPを行った理由 ただし、一概にMNP前のキャリアがMNP後のキャリアに劣っているとは言えないだろう。なぜなら、今回の調査はiPhone 5sからiPhone 5sへMNPするなど、MNP前とMNP後で同じ端末にMNPした人だけを対象にしているわけではないこと(そんな人はあまりいないと思うが)。MNP前は、数年前に買った古い端末を使い続けていて、MNPでキャリアを変えると同時に最新端末を手にしている人も含まれていると思われるからだ。MNP前とMNP後で、同一端末を使ったうえでの比較でない以上、端末の性能の違いも調査結果に影響していると思うが、どうだろうか? <文/日刊SPA!取材班>
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