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“仲間、友達”とはほど遠い…大人のサークル活動の人間関係

人脈を広げたい、友達を増やしたい、人のためになることがしたい……と仕事以外の場で集う大人たち。一見、充実した日々を送っていそうだが揉め事も絶えないとか。課外活動の場の意外な荒れっぷりを覗いてみた 【スポーツ・アウトドア編】 <トライアスロン>  前回(https://nikkan-spa.jp/718802)紹介した男女のトラブルが多発するビバヒル状態は、軟派なテニスサークルだから、というわけではない。 トライアスロン「トライアスロンは3つの競技があり、多くの課題を克服していく過程がビジネスにも通じる。そのためか、参加者には会社経営者が多いんです。自分に厳しくあろうとする。メンタルを鍛える面でも挑戦する人が多い」とは、トライアスロンのサークル代表の下林崇さん(仮名・33歳・経営者)。そんなご立派なトライアスロンサークルでも、下世話な恋愛トラブルはある。 「ある大手企業に勤める女性が、大会を目指して参加してきたんです。練習する中で、コーチに夢中になり露骨に言いよって、結果的に付き合いはじめたんです。でも、3か月ほどで別れてしまった。その理由が、『トレーニング以外で会う彼はバカっぽい』でした」  このコーチは生徒に手を出したことで、クラブ側の心証が悪くなり辞めさせられ、一方の彼女は何事もなかったように大会に出場。立派な成績を残しているという。 <マリンスポーツクラブ>  そう。仲間だ、友達だ、恋人だ、と言いながらも、所詮、退会で縁切りできる程度の人間関係。 マリンスポーツクラブ 小野寺沙織さん(仮名・34歳・広告)は通っているマリンスポーツクラブから男性を退会させた経験を持つ。自称外資系IT企業勤務の男は、ヨットのクラスに参加していて、iPadを片手に、クラブ内のカフェコーナーで女性のグループに話しかけては、マリンスポーツのうんちくを語る、絵に描いたような痛男だったという。 「ある日、私の友達が彼とヨットに同乗して、その後、技術についてしつこいほどダメ出しされたんです。彼女が『ただの趣味だから、放っておいて』と言ったら、『その攻撃的な態度は何だ!』と何通もメールを送ってきて。粘着質でたちが悪いタイプでした」  ある日、新しく入ってきた女のコのグループに、その男性が近寄って宣ったのが、「一緒にヨットやろうよ。ヨットに乗る人はね、みんなオハナだからさ」の一言。  オハナとは、ハワイの言葉で「家族、信頼し合える仲間」――。  近くで聞いていた沙織さんの友達に、そのセリフでスイッチが入り、彼のもとに近づいて、「お前が全然、オハナじゃねえんだよ!」と一喝。沙織さんも加勢し、「あんたさあ、余計なお世話なんだよ!」と罵倒したという。 「その後、クラブにも彼がいかにモラルハラスメントな存在なのかを、友達に送ってきたメールとともに通報し、退会させました」 「スッキリした!」と笑顔で語る沙織さん。“オハナ”とはほど遠いのがサークルの人間関係のよう。 ※文中の人名はすべて仮名です ― 大人の[サークル内バトル]が醜い!【4】 ―
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