仙台・国分町では、若いキャバ嬢がドレス姿のまま路上で客引きしている
―[C-1グランプリ2015]―
◆全国客引きトレンドチェック
歓楽街に生息する客引きには、多種多様な地域性がある。各地の遊び事情を実地調査している『俺の旅』編集長・生駒明氏に印象的な客引きスタイルを聞いた。
「沖縄のキャバクラ街・松山では異常な数の客引きに驚きました。キャバエリアに一歩入ると、数十人の黒服が『僕を指名して!』と大群で迫ってくるのです」
指名された客引き以外はサッと退くのがルール。最初が肝心ゆえに、客を見つければ我先にと必死で押し寄せてくるのである。
「艶っぽさなら仙台です。歓楽街・国分町は若いキャバ嬢がドレス姿のまま路上に出て客引きをしている。その光景は一見の価値があります。そして実用性なら福島・いわきが一番。駅前のピンサロ街・平では、若いピンサロ嬢が店頭で客引きし、そのまま店内でサービスをしてくれるので、ハズレを引く心配がありません!」
とはいえ、客引きの絶対数は、昨今の条例強化で減少傾向。押しの強いイメージの関西圏も最近は控えめで、下品さが色濃いのは北関東ぐらい。そこで生駒氏が注目するのが、お隣・韓国のちょんの間街、ミアリテキサスの客引きだ。
「タクシーを降りると、いきなり小デブのオバちゃん群が押し寄せ腕を引っ張りながら強引に店に連れ込もうとしてくる。関取みたいなツッパリで店内に寄り切ろうとするオバちゃんもいますよ」
強引さではアジア随一。怖いもの見たさで訪ねてみては?
★全国的に減少傾向も数では沖縄がトップ
【生駒明氏】
実話誌『俺の旅』編集長。風俗と旅をテーマに全国の歓楽街を飛び回る
― C-1グランプリ2015【5】 ―
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