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“ファッション感覚”で起業する20代の特徴――知識と経験がなさすぎ、他社をパクる、「独立した」って言いたいだけ…

ファッション起業問題その2:Facebookで独立したことを言いたいだけ

「独立した後輩はFacebookでうちの会社を卒業しましたというエントリを書いて最大のいいね数をもらってました。『会社にはとにかく感謝しかない』という書き込みをしていましたが、正直彼は目立ちたがり屋だけど遅刻が多いし納期も守らないなど、問題だらけ。その問題を処理するのはいつも自分でした。 でも、それには目をつぶって全てを美化した投稿をした彼の行動には違和感しか残らなかったですね」(33歳・男性・大手IT会社勤務) 「Facebookで退職エントリと共にフリーランスを堂々宣言して、『おめでとう』のコメントを集めていた後輩がいたけど、別にクライアントも決まっていなければ運営資金もない。無計画にも程があるんだけど、以降もFacebookではやたらと独立の言葉を出して更新を続けている。それでもなんかスゴい感じを与えてるからか、コメント欄だけは彼の応援にあふれています。いまだに仕事をしているようには見えないし、結局独立アピールのために退職したんじゃないかとすら思えてくる」(31歳・男性・WEBメディア会社勤務)

ファッション起業問題その3:他社を平気でパクって劣化版をリリース

「某有名WEBメディアのデザインをタイトルまでパクったサイトを立ち上げた29歳の女性の後輩。『30歳までに独立したい』と学生のころから聞いてたけど、立ち上がったメディアを見て前職でいったい何を学んできたのだろうと呆れ返った。でも、大学のOB同士で結成された『社長の会』にはちゃっかり入ってるみたいで、とにかくステータスだけは一丁前ですよ」(31歳・男性・WEBメディア会社) 「広告の営業をしていた後輩が、そこらへんでよく見るような恋愛コラムサイトを最近立ち上げました。『彼氏に好かれる5つの方法』とか、『女性に好かれる服のブランド3つ』とか、一瞬で埋没するような記事を連発しています。Facebookで『今夜もひとりで残業!独立って思った以上に大変です』とか書き込んでいてとにかく痛々しい。それはコモディティなビジネスモデルをつくったお前自身の問題だろ!と心の中で突っ込んでますよ」(30歳・男性・広告会社)  こうした中堅社員たちの嘆きを「単なるヒガみ」「挑戦する若者を批判したいだけの老害」という喝破することは簡単だ。特に独立が称揚されがちが近年の状況ではなおさら彼らはバッシングの対象になるだろう。  だが、彼らが鳴らす警鐘に納得できる箇所があるのも事実。安易な独立では、資金繰りに苦労する零細企業の社長になるだけ。30代の先輩たちが異口同音に言うように、20代は自分の職場を最大限に利用し、成長の期間と捉えることも間違いではない。  SNSの普及によって自己顕示欲が肥大化しがちな現在。若者にはくれぐれも慎重な意思決定をしてほしい。先輩たちの声は、そんな老婆心の表れなのかもしれない。 <取材・文/日刊SPA!取材班>
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