雑学

“ファッション感覚”で起業する20代の特徴――知識と経験がなさすぎ、他社をパクる、「独立した」って言いたいだけ…

 度重なる大手企業の不祥事や、IT系ベンチャー企業の急成長。そんな状況が続くなか、近年では起業の選択を取る20代の若者も少なくない。

 都内の有名IT企業に勤務するサラリーマンの話によれば、ここ3年で新卒入社からわずか3年足らずで独立する20代社員が目立っているというのだ。

 むろん、欧米各国に比べて若者のチャレンジ精神が少ないと度々批判されてきた日本。若者のこうした動きは歓迎すべきことと言えるだろう。

勢いだけのショボい独立!「ファッション起業」とは


 だが、その内実を聞けば、彼らの独立には首をかしげざるを得ない点も多く含まれるという。IT企業に勤めるビジネスパーソンの話によると、彼らの中には、まるでファッションのごとく起業をしている者が少なくないというのだ。

 いったい、なぜ彼らの起業は「ファッション」なのか。

 キャリアの多様化が進む昨今、若者の独立に何が起きているのか。現役の大手IT企業に勤める中堅社員たちの声を紹介しよう。

ファッション起業問題その1:前社リソースを使ってるだけ


「うちはスマホゲーム事業がドル箱なのですが、その部署にいた25歳の新卒クンが独立して小さなスマホゲーム会社を立ち上げました。イラストレーターはうちの会社と同じところに発注してるし、エンジニアも同じ。それでリリースされた中身を見てみると、ウチのゲームを100倍希釈したようなつまらなさ。もっと土台をつくってから独立すべきだと誰か言ってやれよと思いました」(34歳・男性・大手IT会社勤務)

「私の会社はスマホアプリをつくる会社。先々月独立した24歳の部下は、同じようなアプリ会社を立ち上げました。書籍やサイトのコンテンツをもとにしたアプリを作っているのですが、とにかくプロダクトありきでコンテンツがしょぼい。

理由ははっきりしていて、彼はシステムやUIの知識がゼロに近い営業くんだったから。『独立したい気持ちはわかるけど、まだ早いかもしれない』という先輩たちのアドバイスを無視した結果なので、救うつもりはありません」(31歳・男性・大手スマホアプリ会社勤務)

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