頭痛薬の飲みすぎで“頭痛”になる!? 中毒になると危険な「市販の薬」ランキング
日常で多くのトラブルを抱えた我々は、いつでも「手っ取り早い解決法」を求めている。効果があると思えばソレに頼りっぱなしで、いつの間にやら「中毒」状態。だが、何事もやりすぎは禁物だ――その恐怖に迫る!
「常用により耐性ができてしまうと、効果が薄まる薬もある。さらに、それが乱用に繋がると危険です」と警告するのは、薬剤師の深井良祐氏。
「典型例が鎮痛剤ですね。鎮痛剤をいくら飲んでも頭痛が取れない場合は、過剰摂取による『薬物乱用頭痛』の可能性があります。また、長く使い続けることで胃腸障害や腎障害を引き起こすリスクも」
もっともポピュラーな鎮痛剤であるロキソニンに腸閉塞の副作用が報じられたことは記憶に新しい。
男性がよくお世話になる薬といえば下痢止め。しかし、即効性の高い「腸の動きを強制的に止めるタイプ(ストッパ、トメダインなど)」には落とし穴が……。
「下痢には体内の毒素や菌を排出する働きがありますが、下痢止めはその働きを止めてしまうので、食あたりなどの場合は症状を悪化させてしまうことに。また、作用が強いので、常用すると一転してひどい便秘や腹部の膨満感に悩まされる危険性があります」
頭痛薬を常用すると腎臓病になる!【市販薬中毒】
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『いま飲んでいる薬が危ない!』 知っておきたいクスリのリスク |
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