洗剤、消臭剤、防虫剤の使いすぎで健康被害が…中毒を起こした例も
衣類用の防虫剤も、思っている以上に人体への影響大。
「防虫効果の高いパラジクロロベンゼン系の製品は、本来、気密性の高い容器に入れて使うものです。それを、毎日のように開ける引き出しやウオークインクローゼットなどで大量に使うのは、吸い込む量が増えるので心配。特にこれからの季節、気温が高くなると揮発性も高まりますからね」
その上、現代の住宅は気密性が高いので、化学物質が部屋の中にこもりやすい。
「布用除菌・消臭スプレーのCMの、『干すより清潔』みたいな印象に踊らされるのは危険! 使いすぎていいことはひとつもありません。あとは“換気”を忘れずに」
<やりすぎ厳禁ワースト5>
1位:部屋ごとに虫除け剤を置く
2位:ウオークインクローゼットに防虫剤を多用
3位:除菌消臭剤を数時間おきにプシュー
4位:液体洗濯用洗剤を目分量でドバドバ
5位:洗濯のたびに漂白剤を使用
【川上裕司氏】
農学博士。エフシージー総合研究所・暮らしの科学部部長。東京家政大学大学院非常勤講師。生活環境に関わる有害物質や有害生物研究の第一人者
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