「コンタクトレンズの洗いすぎ」で失明!? 意外と知らない「目」に危険な行為
人体の中でも、最もわかりやすい急所の一つである「目」。にもかかわらず、自らその急所を痛めつけている人が非常に多いと眼科医の糸井素純氏は言う。
「目を清潔に保とうとして、洗眼剤などで洗いすぎる人が多いですね。涙には目を守る大事な成分がたくさん入っていますが、それを洗い流すのは目のバリアをなくしているのと同じです」
その結果、目が充血したりドライアイが酷くなったりすると、今度は充血を取るための目薬に頼る――これが、新たな悲劇を呼ぶのだ。
「目薬の『バイシン』を使ったら、ヒドかった充血が一瞬で消えたんです。これはすごいと思って手放せないでいたら、1年ほどたつうちに効果がなくなり、前以上に血走った目になっていました」と嘆くのは、当時モデルだった細川里美さん(仮名・28歳)。モデル業は廃業を余儀なくされたという。
「目薬による血管収縮は短期的なもので、薬の効果が切れると血管は拡張します。血管の収縮・拡張が繰り返されると、血管そのものが太くなり、結果的に目の充血が取れなくなってしまいます」と糸井氏は解説する。
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