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夏フェス会場で「痴漢・盗難」が多発。被害者たちの怒りの声

「夏フェス」や「ハロウィーン」は痴漢や盗難の被害に遭いやすい

ライブ

※写真はイメージです

 フランスのAFP通信によると、ドイツ西部ダルムシュタットで5月26日から29日にかけて開催された野外音楽フェスティバルで、痴漢行為や性的暴行を受けた女性被害者が26人に上っていることがわかった。被害者の多くは若い女性たちで、男たちの集団に取り囲まれ、痴漢行為を受けたと述べているという。  また、昨年末の独ケルンで、女性たちが主にアラブ系と北アフリカ系の男たちの集団に襲われた事件はドイツ国内に衝撃を与え、昨年1年間で主に中東から100万人を超える移民・難民が入国した状況について社会的懸念が強まっている。  社会的背景は異なるものの、密集した空間で気分が昂揚してしまう野外音楽フェスティバルは痴漢や盗難など犯罪の温床となりやすく、同様の被害は日本でもたびたび報告されている。お祭り気分に浮かれやすい「夏フェス」特有の空気もあって、こうした被害を防ぐのはなかなか難しい。  痴漢の被害に遭ったという20代の女性は「後ろにいた20代前半くらいの男性にお尻を触られ、そのままパンツの中に手を入れられそうになりました。痴漢に遭ったことを叫んでも、周りはライブに夢中でまったく気づいてくれません。こういった一部の悪質な参加者のせいで、アーティストやフェスの印象まで悪くなってしまうし、泣きながら最悪な気分で帰りました」と涙ながらに振り返る。  また、音楽フェスに参加し財布の盗難被害に遭ったという30代の男性は「身内でも痴漢やスリに遭ったという声はよく耳にします。確かに、できるだけ前でアーティストのライブを観たいと考えるファンは多く、前方エリアは息をするのも苦しいほどに密集しています。そこで痴漢やスリに遭ったとしても捕まえるのはなかなか難しい。だって、まずはお目当てのアーティストが観たいじゃないですか。せめて貴重品は気をつけて管理するべきでしたね…」と語る。
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渋谷の「ハロウィーン」では痴漢の逮捕者も
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