更新日:2022年07月10日 11:20
エンタメ

夏フェス会場で「痴漢・盗難」が多発。被害者たちの怒りの声

 人気アーティストの場合、単独コンサートでステージに近い前方エリアのチケットを入手することは困難であり、長時間待っていれば最前列で人気アーティストのライブを観ることも夢ではない音楽フェスでは、こうした前列争いが過熱してしまい、どうしても前方エリアは極端に密集してしまう状況にある。  また、痴漢や盗難などの犯罪被害は「夏フェス」だけにとどまらない。近年、渋谷や六本木など日本各地で盛り上がりを見せているハロウィーンでもこうした被害は相次いでいる。警視庁は「ハロウィーン当日の渋谷では痴漢での逮捕者が出るようになっています。女性は被害に遭わないように、周囲に注意して行動してください」と呼びかけている。犯罪や混乱を防ぐ目的から、警視庁では昨年のハロウィーンで渋谷の警備態勢を数百人規模に強化するようになった。  現在の音楽シーンを支える季節の風物詩として定着しつつある日本の音楽フェス。参加者の誰もが楽しめるシーンの起爆剤として、今後も末永く続けていけるような具体策が練られることを願うばかりだ。 <取材・文/北村篤裕>
1
2
3
おすすめ記事