「地元の人はチリ産サーモンを食べない」は本当か?
現在、「チリ産養殖サーモン」についてネット上で大論争が巻き起こっている。発端となった記事によると、チリの養殖サーモンは抗生物質や殺虫剤を大量に使った“薬漬け”の危険な魚で、さらには海洋汚染も招いているという。
チリ南部パタゴニア在住の菊池木乃実氏が5月17日、「日本のスーパーで売られているチリ産のサーモンを地元の人が食べない理由」と題するブログを発信。これが5月27日に朝日新聞系のネットニュース「ハフィントン・ポスト」に転載され、大反響を呼んだ。
それに対し“サーモンのプロ”と称する水産商社マンがブログで「サーモン記事のここがデマだ!」と批判。これも大反響を呼び、現在ネット上でチリ産サーモンをめぐっての大論争が起きている。そこで菊池氏は6月11日、「ハフィントン・ポスト」で根拠を含む再反論記事を出した。
チリは世界第2位のサーモン輸出大国で、日本はその一大消費地だ。スーパーには、チリ産の養殖サーモンが並んでいるが、「薬漬けで食べられたものじゃない」といった声が現地から出ているとすれば、これは日本人の食の安全に関わってくるのだ。
サーモン養殖が盛んなチリ南部アイセン州の住民、ピーター・ハートマン氏も養殖サーモンを“食べない派”の一人だ。
「私は養殖サーモンを食べません。なぜなら、サーモンの養殖は持続可能ではなく、環境を汚染するからです。私は(養殖業者の)環境に配慮のない運営方法や、汚職、汚染する活動に手を貸したくないのです。それに加えて、抗生物質、農薬、防汚剤などを乱用してつくった魚が健康に良いわけはありません」
“食べない派”の住民はハートマン氏だけではない。サーモン養殖場の多いアイセン州の住民は養殖場で働いている者もいて、その実態を聞いてサーモンを食べたがらない住民も多いという。また、海洋汚染にも繋がっているとの疑いもあり、サーモン養殖に対する反対運動も起きている。
地元の人はサーモンを食べるか、食べないかで大論争
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