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上場フィーバーのLINE 前社長より稼ぐ韓国人作家の正体に迫る

 とりわけ韓国側の貢献ぶりと支配力の大きさを表すのが、上場を機にLINEの経営陣や社員たちに割り振られていたストックオプション(新株予約権)のリアルな“序列”だ。  下図は、LINEが上場に際して公表した有価証券報告書に記した通り、1株を1320円で取得でき、想定公募価格の2800円ですべて売り払うと仮定した場合の想定売却益のランキングだ。 ⇒【資料】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1148719

ストックオプション表

 このリストをみて、心底驚いているのは、LINEで働いている社員も一緒だろう。というのも、トップに君臨しているのは、すでに紹介した最高グローバル責任者のシン・ジュンホ氏だ。ストックオプションによる利益を算定すると、その金額は151億円超と、目もくらむような金額になる。 「上場したら5%近い株式を保有するというのは、まさにこの会社のオーナーであるということの証左です」(LINE関係者)  ほかにも2、3位にも、LINEの成功に尽力したネイバー創業者のイ・ヘジン氏など、韓国側の貢献者が圧倒的な存在感を示している。  一方で、社長である出澤氏が得ることができるストックオプションは、なんとシン氏の100分の1以下にとどまる。さらに国内を始めとするLINEの戦略面を司る舛田淳・最高戦略マーケティング責任者も、様々な発表会や記者会見で表舞台に立っている「顔役」だが、この序列に従えば10位以内にぎりぎり滑り込んでいるに過ぎない。 「韓国ネイバーからすれば、日本子会社のLINEの社長は、いわば部長クラスくらいの存在」(LINE元幹部)というのが理由だといい、その金額は1億4000万円弱だ。  また、注目したいのが、11位にランクインしたカン・ビョンモク氏だ。メディアにもよく登場するLINE前社長の森川亮氏を超える報酬を得られるこの人物こそ、LINEの人気爆発のきっかけとなったスタンプに登場する公式キャラクターを発明したデザイナーのmogiなのだ。
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公式キャラを発明したのは韓国人作家
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韓流経営LINE

“純和製アプリ”の真実

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