それでは、コラボカフェを手がける際のコンセプトや狙い、こだわりはどういったものなのか？ 人気キャラクターならではの苦労はあるのだろうか。 「まずは、そのキャラクターのコアファンの方に『わかってるね』と言って頂けるようなメニュー構成を考えます。そのためには、コンテンツ様の熟知はマストであり、見た目のインパクトがあるメニューかつ、食材や調理方法、提供方法にもこだわることで、『お食事』ではなく『大好きなコンテンツの一大イベント』と喜んで頂けるように心がけております。見た目だけでなく、味にもこだわることでリピーターの方が増えて、さらなる話題促進に繋がるように意識し、お客様の笑顔があふれる空間をつくる思いで臨んでおります」（同） ⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1162638 　カービィカフェを手がける別の運営者は「もともと金谷ホテルグループの『西洋膳所ジョンカナヤ麻布』ブッチャーを担当していたので、素材にこだわった料理提供とキャラクターカフェの楽しい世界感を美味しい料理でもてなすことを心がけています。世界マーケットに進出できる日本の最強コンテンツだと思うので、食文化とコラボした海外展開などを視野に入れる予定です」と意気込む。 　人気を支える客層は「サンリオのキャラクターやアニメ『弱虫ペダル』などは20〜30代の女性が多い」が、「『水曜どうでしょう』やポケットモンスターとのコラボでは幅広い年齢層、多くの男性のお客様にも楽しんで頂けた」という。 　いま世界が空前の『ポケモンGO』ブームに熱狂するように、今後も日本の誇るキャラクターコンテンツが鍵を握っているのかもしれない。 ＜取材・文／北村篤裕＞