スリ、盗撮…ショボい事件の供述迷言集
―[2011年迷言・珍言グランプリ]―
「やっぱり天罰だと思う」「流れでお願いします」など、2011年もいろんな人がいろんな場面でいろんな迷言・珍言を吐きました。というわけで、政治家たちの発言から、三面記事的事件の容疑者たちのコメントまで、全部まとめてご紹介。爆笑&苦笑しながら激動の2011年を振り返ろう!
【事件・事故部門】
年の瀬には買い物客で大混雑する上野のアメ横。そこでスリを働いたとして逮捕された男いわく、「年のせいか、財布が重く感じた」って、どんだけ年なのかと思ったら、なんと81歳! 捜査員から「ケツパーの梅じい」と呼ばれる常習犯で20回目の逮捕だった。「動きが鈍くなった。俺はもうダメだ」とも漏らしていたそうで、ある意味、プロの誇りを感じさせる。
そういう点では若者だって負けてない。「いいアングルで撮れると達成感があった」と言うのは、靴に隠した録画機能付き携帯音楽プレーヤーで女性のスカート内の盗撮を繰り返していた大学生(21)。もはやパンツよりアングルのほうが重要になってないか?
自分なりの妙な美学を主張する若者はほかにもいて、山口県下関市の成人式で刃渡り70cmの摸造刀を振り回し、銃刀法違反で逮捕された新成人は「羽織はかまなら刀も必要と思った」と供述。いやいや、江戸時代じゃないんだから。
空港バスに偽名で架空の予約を大量に入れ、偽計業務妨害で逮捕された男(24)は、「空いているバスに乗りたかった」。そりゃ混んでるより空いてるほうがいいけど、そのためにわざわざ架空予約までするとは恐れ入る。しかも一度ならず何度も繰り返していたそうで、42人の定員に対し30人分が架空予約だったこともあったというから、ほとんど貸し切り状態だ。そんなに独り占めしたいほどバスが好きなのかと思いきや、「飛行機を見に空港へ行くのが好きだった」って、実は飛行機マニアかよ!
イラスト/カネシゲタカシ
― 2011年[迷言・珍言グランプリ]【4】 -
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