日本の“リトルブラジル”大泉町ではリオ五輪がまったく盛り上がっていない!?
来月5日から開催されるブラジル・リオデジャネイロ五輪。南米初の夏季五輪ということもあり、現地の人気サッカークラブの本拠地を陸上競技場に改装するなど、期待の大きさを伺わせるニュースがある一方、テロ計画や窃盗被害が報じられるなど、良くも悪くも盛り上がりを見せている。
そのブラジルの位置は日本のほぼ真裏。どんなに早くても時間にして丸一日以上かかるため、あまり馴染み深い国ではないのだが、実は東京から2時間ほどで行けるブラジルがあるのをご存知だろうか。
それが群馬県は邑楽郡に存在する大泉町だ。県で一番面積が小さい町なのだが、ブラジルをはじめとする南米出身の日系人が1割以上を占めており、異国の様相を呈している。リオ五輪まで2週間を切ったその「リトルブラジル」ではどれほどの盛り上がりを見せているのか、現地をレポートする。
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東京駅から館林駅、そこから1時間に1~2本しかやって来ない東武小泉線に乗り換え、目的の西小泉駅へ。改札を抜けると早速「ブラジルを楽しもう」の文字を発見。だが、肝心の「リオ五輪」の文字を探しても見当たらず駅前は閑散としている。駅員に話を聞いたところ「週末はお祭りがあって盛り上がっていたんですけど、普段はこんな感じですよ」とのこと。
ロータリー周辺では、『ポケモンGO』に興じる日本の子供たちと南米系の住民しか見当たらず、都会にはない新鮮な気分を覚える。歩いてすぐもすると、よくあるコンビニではなく、ポルトガル語で書かれた看板を大量に発見。雑貨店から見知らぬ野菜を置いた八百屋まで、ここが日本とは思えない街並みが広がっている。
日本のリトルブラジルは盛り上がってるのか?
「リオ五輪」の文字は見当たらない
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