40代でガン発病…仕事とガンをうまく両立させるための条件とは?
40代の増田さんが若手というだけあって、部内の平均年齢は高い。
「年配の方はガンへの理解がありますよね。『ウチの親戚もガンで……』みたいな話もよく聞きますし、他人事ではないみたいに考えてくれるのでありがたいです。50代の先輩に力仕事を任せるのは申しわけなさでいっぱいですが……」
年収700万円程度とそれなりの稼ぎはあるが、10代の子供が3人いるため家計に余裕はなし。「家族に迷惑をかけるわけにはいかない」という思いも仕事へのモチベーションにもなっているとか。
「たまには無気力に陥るときもありますが、『ガンになってから、あいつは仕事ができなくなったな』と周囲に思われるのはイヤなんです。力仕事を助けてもらうことはあっても、病気にかこつけてサボったりとか、恥ずかしい仕事ぶりは見せたくない」
仕事へのプライドを持ち続けることが、ガンと仕事をうまく両立させるための条件なのだろう。
― [40代でガン]の実態 ―
1
2
この特集の前回記事
ハッシュタグ