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ガンは不治の病ではない。10年生存率は6割超え、働き続けることは可能

 日本人の2人に1人はかかると言われているガン。“不治の病”というイメージはいまだに根強いが、「ガンと診断されてからも働き続けることは可能」という事実もある。治療技術が進歩している分、昔ながらの常識に促われたままでは見失うことも多い。現代のリアルなガンとの付き合い方を考えてみたい。

10年生存率は6割超え!ガンは不治の病ではない

ガンは不治の病ではない 日本人の2人に1人はかかると言われているガン。“不治の病”というイメージはいまだに根強く、’14年の世論調査では、「ガン全体の5年生存率は50%を超える」ということを正しく認識していた回答者がわずか24.3%しかいないという結果に。実際には、5年はおろか10年後の生存率も6割近くに上る。 「にもかかわらず、国立がんセンターの調査では、ガンと診断された人の4割が、2回目以降の治療から姿を見せなくなってしまったそうです。それだけ、ガンと聞くだけで絶望してしまう人は多い。さらには、ガンと診断された人の2割が、最初の治療を受ける前に会社を辞めてしまうというデータも。治らないという思い込みがあるから、仕事も継続できないと決めつけてしまうのです」と話すのは、医療と雇用問題の双方に詳しいジャーナリストの松沢直樹氏。
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認識すべきは「ガンと診断されても働き続けられる」ということ
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