更新日:2022年08月08日 03:15
エンタメ

大槻ケンヂ「パワフルな中年でいるためには筋肉少女帯を歌え!」

――『人から箱男(筋少×カラオケDAMコラボ曲)』の誕生は、どのような経緯があったのでしょうか? 大槻:今回は、DAMさんからお題をいただいたんです。最近は、そんな感じで、お題を振られることにもやりがいを感じますね。「サラリーマンの方が、日頃のうっぷんをカラオケに晴らすようなヘビーメタルを」というオファーだったんですが、サラリーマンをやったこともないし、カラオケでうさを晴らしに行くこともないんで、その気持ちを想像しながら自分なりに作りました。 ――大槻さんは、カラオケにはうさを晴らしに行かないんですか? 大槻:カラオケは、自分の曲を練習しに行く場所ですかね。それと、イベントでのセッションで歌うときの曲も練習しに行きます。谷山浩子さんとセッションするときなんて、谷山さんの曲をヒトカラ(ひとりカラオケ)で死ぬほど練習しました。目的はそのくらいです。  個人的には、ライブで20曲近く歌った後に、歌を歌いたくないですよ。筋肉少女帯はラウドロックなので、大変ですから。20曲も歌ったあとにカラオケは肉体的にも無理です。ヘロヘロです。だって、歌った直後は飯も喉を通らないほどですからね。僕は子供の頃から運動が不得意で、実はコンプレックスだったんです。たまたまラウドロックのボーカリストになってしまい、定期的に信じられない運動量を科せられるようになったんです。
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そこまで全力でやっていると、「休みたい」と思わない?
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