安田大サーカス・クロちゃん「騙されすぎて日常との区別がつかなくなった」日々を語る
――その団長からの“愛のムチ”が、今に生きていると
クロちゃん:そうかもしれませんね。たぶん、それで調教された結果、理不尽などっきりでも受け入れられる体質になったんでしょう。
あとは、「どっきり番組で目隠しされたら、スタッフさんの指示があるまで絶対に取っちゃいけない」っていうのも『水曜日のダウンタウン』で植えつけられましたね。
それで、ある企画のときなんか、寒空の下、アイマスクのまま半袖短パン状態で放置されましたが、どうしてもおしっこで我慢できなくなるまで、1時間以上そのままでいました。案外、耐えられるもんです(笑)。
――どっきりで反響があることについて、心境はいかがですか?
クロちゃん:今、僕の名前で検索すると予測検索第一位に「どっきり」が出てくるんですよ(笑)。本当はこんなこと言いたくないですけど、芸人としては正直ありがたいですね。
ただ、そのせいで困っていることもあって。最近、日常生活とどっきりとの境目がつかなくなってくるんです。
たとえば、タクシーの運転手さんが普段と違う道を進んだり、やたら積極的に話しかけてきたりしただけで、「あれ、これは変だな……」って疑うようになっちゃったんです。
そういうとき、隠しカメラを意識して、積極的に運転手さんに話しかけたり、オーバーリアクションをしてみたりとテレビ用の動きをするんですが、たいていどっきりでもなんでもなくて、普通に目的地で降ろされます。結局、単に挙動不審の変な客だったというオチ(笑)。
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