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ユウキロックが『M-1グランプリ2016』を振り返る「俺にとって衝撃の内容だった」

 かつてない大混戦の末、「銀シャリ」が悲願の戴冠を果たした「M-1グランプリ2016」。3大会連続決勝進出、屈指の実力派コンビが勝利を掴むまでにはどんな勝負の綾があったのか? かねてより「銀シャリ」を大本命として太鼓判を押していたユウキロックがその勝因を分析。今年もツイッター解説が大きな注目を集めた元「M-1」ファイナリストに今大会を改めて振り返ってもらった。

大本命のプレッシャーをはねのけ、見事な優勝を飾った「銀シャリ」

 それは俺にとって衝撃の内容だった。

 決勝当日、今年の審査員が発表された。上沼恵美子さん、松本人志さん、博多大吉さん、「中川家」礼二、オール巨人さん(座席順)という顔ぶれ。過去の「M-1」チャンピオンが審査員を行う昨年の試みはとても良く、その部分を今年は大吉さんと礼二で補ったと思う。そこに漫才の最高峰で活躍する巨人師匠、レジェンドである上沼恵美子さんというメンバーで全方位を固めた。そして、やはり松本人志さんの復帰は大きい。内外に対する影響力は強大であり、決勝メンバーにさらなる緊張感をもたらした。

 しかし、懸念材料もあった。審査員の人数が減ったことだ。審査員の数が減ると1人の点数の開きが、総得点を大きく左右するようになる。極端に言えば、1人で当落を決めることとなってしまう危険性がある。そして、それが現実に起こってしまった。

 2番手として登場した「カミナリ」は審査員5人中3人が、1番手「アキナ」を上回る採点を行った。しかし、上回らなかった巨人師匠の得点差1点は問題ないにしても、上沼恵美子さんに至っては得点差8点の採点を下した。総得点は「アキナ」が446点、対する「カミナリ」が441点。昨年のように10人いれば、たとえ1人が大きな得点差をつけたとしても、残りの審査員で補えたと思う。

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ファーストラウンドから激戦

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芸人迷子

島田紳助、松本人志、千原ジュニア、中川家、ケンドーコバヤシ、ブラックマヨネーズ……笑いの傑物たちとの日々の中で出会った「面白さ」と「悲しさ」を綴った入魂の迷走録。

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