借金120万円を背負った仮面女子の貧乏アイドル・窪田美沙「夏頃には返済し終わる予定です」
それでも一発逆転を信じ、ネットで所属事務所の悪評を目にしながらも「頑張れば売れる」と活動を続けた彼女。しかし、過ちに気づいた頃に残っていたのは借金だけだった。それでもめげず、レッスン費などがかからない今の事務所のオーディションに応募して上京したのが4年前。とはいえ地下アイドルの“研究生”枠なだけに、当初は厳しい寮での暮らしぶりだったという。
「仮面女子は人気投票で給料が変動する完全実力主義。初月の給料は700円で、ご飯が一日1食のときもありましたね。でも、ここでは寮費やレッスン代なども無料なので、私からしたら『こんなに優しい世界があるんだ』という感じでしたね」
努力のかいもあり、彼女は新ユニットのセンターに抜擢され、事務所の看板ユニット「仮面女子」にもわずか4か月で昇格を果たす。今では給料もだんだん安定してきたが、それでも寮は出られない。
「この寮には最大で6人が住んでいましたが、みんな去っていって今では私が“ヌシ”ですね。本音を言うと一人暮らしがしたいけど、まだ前の事務所に月々2万円近くの返済があるから貯金もほぼないし……。ただ、今年の夏頃にはようやく返済し終わる予定なんですよ。もうひと踏ん張りですね」
過去と現在の貧困を仮面で隠し、彼女は今日も歌って踊り続ける。
【窪田美沙】
’94年、京都府出身。B76W60H81。’13年にアリスプロジェクトに入所すると着実に人気を獲得。昨年公開の貧困女子をテーマにした映画『ベースメント』では主演も務めた
― [貧乏アイドル]の号泣人生 ―
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