小池都知事の東京五輪会場問題でとばっちり。ハンドボールを襲った難癖とは?
この連載で行くような穴場競技はほとんどの場合が「タダ見」です。
少しでも人がくるならタダで歓迎、入場券などありませんのでどうぞご自由に。その代わり選手もスタンドに座らせてもらったり荷物を置かせてもらったりしますね。という、スタンスの試合が多いもの。座っているのはほとんど選手と親だった、そんなこともしょっちゅうです。
ところが、ハンドボールの日本選手権は男女の試合がまとめて見られるとはいえ有料での入場でした。
親会社からの応援団ももちろんきてはいますが、コートに近い有料入場者用の席がしっかり埋まっている。有料でこれぐらいお客がきているならさほど悪くありません。
逆に「この一角はスカスカだな」と思ってみると、そこが「選手観戦エリア」だったりするという具合。すごく流行っているというほどではないものの、しっかりとファンがついている模様です。
コートを見下ろせば、ゴール前のエリアには広告が入り、コートの周囲には協賛企業の看板が立ち並ぶという盛況ぶり。
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場内を盛り上げる音楽やスタジアム実況での煽りを入れたり、ハーフタイムには人気キャラクターくまモンが登場して来場者を楽しませるアトラクションを実施したりと、やることはひととおりやってくる運営ぶり。規模感はメジャーどころの競技にはおよびませんが、何だかとてもしっかりしています。
ハンドボールは40メートル×20メートルのサイズのコートに各チーム7人ずつが入って戦います。
基本の構成はゴールキーパーがひとりで、コートプレーヤーが6人です。サッカーのようにゴールにボールを入れたら1点となり、得点の多さで勝負をつけます。
試合時間は前後半30分ずつの合計60分。ハンドボールの名のとおり、サッカーとは逆に「足でボールを蹴ることは禁止」で、GKだけがボールを足で処理できることになっています。
基本的なルールをおさらいして、いよいよゲーム観戦に臨むフモフモ編集長。そこでハンドボールの“知られざる実力”を目の当たりにすることに……(次回へ続く)
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※フモフモ編集長の「今から始める2020年東京五輪“観戦穴場競技”探訪」第1回~の全バックナンバーはこちら
『自由すぎるオリンピック観戦術』 スポーツイベントがあるごとに、世間をアッと言わせるコラムを書き続ける、スポーツ観戦ブログ『フモフモコラム』の中のひとによるオリンピック観戦本 |
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