更新日:2022年08月22日 02:34
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トランプウォールで話題の“メキシコ国境の街”はどんな街なのか? ドラッグ、売春、全裸の金髪美女たちが…

今後は治安の悪化が懸念される

 現時点では、アメリカからティファナに入る場合、72時間の滞在であれば入国手続きは不要。ゴーゴーバーやドラッグをはじめ、様々な誘惑がある。とはいえ、国境近辺の現地人や巡回している警ら隊の「危ないから奥へは行くな」という言葉が頭をよぎる。そして、アメリカとメキシコの関係が悪化の一途を辿っている現在、その危険度は今後さらに加速することが予想される。トランプ氏が大統領令に署名した今……仮に建設費用をメキシコが持たなくても20%も関税上乗せするという強引な政策に、メキシコ国民がアメリカを良かれと思うはずがないからだ。

警察に逮捕される女性

 その同盟国でもある日本人も然り。一見、ティファナのことを男の楽園とも思われるかもしれない。だが、そのリスクが死に直結することもある。たんなる夜遊びの代償としては、あまりにも大きすぎるのではないだろうか。  今後のトランプ氏、そしてアメリカとメキシコの動向を見守りたい。 【チャッキー】 カルチャー誌を長年制作し、アンダーグラウンドな雑誌をプロデュースした経験もアリ。世界中のコアな地域を放浪している。 <取材・撮影・文/チャッキー>
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