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『クズの本懐』主演・吉本実憂「自分が演じることで安楽岡花火を助けられるかもしれないと思った」

 ’12年に第13回全日本国民的美少女コンテストでグランプリを受賞。その後、女優としてのキャリアを着実に積み重ねてきた吉本実憂。現在放送中のドラマ『クズの本懐』(フジテレビ、水曜25時55分~)にて、連ドラ初主演を務めている。彼女が演じる安楽岡花火は、幼なじみでお兄ちゃんのように慕う高校教師に思いを抱きながらも、同級生と歪んだ恋人関係を契約するなど心に歪みを抱えた女のコ。ドラマでは過激なシーンなどもあり、吉本の体当たりな演技にも注目が集まっている。ここから女優としてさらなる飛躍が期待される彼女は初主演にどのような気持ちで挑んだのだろうか――。

――今回が連ドラ初主演ですが、最初に主演だと聞いた時はどんな気持ちでした? プレッシャーみたいのは感じましたか?

吉本:今回、オーディションを受ける前に過激なシーンがあるのは知っていたので、受けるか迷ってたんです。けど私自身、この安楽岡花火っていう女のコが原作や台本を読んだらほっとけない存在になっていて。すごく純粋で寂しさを抱えている、大人ぶってるけど純愛への理想や寂しさに揺れ動く幼さや危なっかしいところもあって、ほっとけない助けてあげたいって思ったんです。その気持ちがどんどん大きくなって、自分が演じることで花火を助けられるかもしれないと思い、オーディションを受けました。

でも実際主演って聞いたときはビックリしました。当時は髪も長かったしいつもの私の雰囲気は他の役のほうが近かったので、受かってもそっちかなって思っていて。主演のプレッシャーもあったけど、監督がすごくお芝居を誉めてくれるんですよ。吉本実憂の芝居が好きだって言ってくださって、それもひとつの自信にも繋がったし、期待よりもはるか上の力を出したいっていう気持ちも主演だったし、より強くなりました。

――花火は憧れの先生と付き合えない寂しさを同級生の男のコ・麦との契約関係で埋めようとしますが、そういう感覚ってどう思いますか?

吉本:んー、私は恋愛とか生き方は、人それぞれなので否定するつもりはないですけど、報われなくて他の人と契約しちゃうっていうのは、自分なら考えられないですね。ただ花火を演じさせてもらって、純粋だし繊細で寂しいからこそ契約したっていう気持ちは分からなくはないです。

同じような片想いをしていて境遇の近い麦に安らぎを求めた。ドラマのなかで「私は麦のことを好きになりたい」って声を震わせながら言うシーンがあるんですけど、そうだったらよかったのにって思って。もちろん、花火って女のコはお兄ちゃんが好きなんだけども、叶わぬ恋、報われない恋、片思いだからこそ、麦に行ってる部分がある。

けど、やっぱり好きな人とキスしたいとかっていうのは、花火自身にもあって。改めて作品を見て、感情を表現する繊細な光を感じたりするので、画面で見たときに光の具合には注目してみてもらえたら嬉しいなって思います。

――今作は先ほど言われたように絡みのシーンもあるじゃないですか? そこに対してはどう挑んだんですか?

吉本:なんかこの作品は、そういう行動すべてに意味があるんです。すべてが花火の感情から行動に繋がってる。そこに意味がなかったら抵抗は増えるんですけど、ちゃんとすべてに意味があるので、そこは完全にお芝居というか花火として演じさせてもらっています。

⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1290496

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自分の中の“クズ”エピソードは?

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