更新日:2022年08月25日 09:52
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クルマを買わない今の大学生がお金をかけてた意外な乗り物って?【90年代~現役の大学生活を比較してみた】

3 恋人:あまり変わらないがTinder人気高し

1990年代:同級生 2000年代:同級生 2017年:同級生、アプリ  バブルの名残も色濃い90年代の大学生だが、今回の調査では40代男性からは「彼女なんていなかった」(42歳・男性・不動産・明治大学卒)という発言が意外にも圧倒的に多かった。  しかし、クラブ界隈で昨今20周年イベントが目白押しなことからもわかるように、90年代中盤以降はクラブ遊びも花盛り。「朝起きると知らない女がベッドに…というドラマみたいなことが現実に多発していた」(44歳・男性・自営業・明治大学卒)のも一面の事実のようである。恋愛格差は当時から存在していたということか。  2000年代はiモードが全盛を迎え、ネットを介した出会いも急速に増えていったはずだが、今回の調査ではクラスメイトやサークル、バイト先などで知り合った一人とお付き合いに発展していくベーシックなパターンが圧倒的だった。なお、この頃から男子学生の童貞率も上昇していったもよう。 「クルマも乗ってないし、金もなかったし、バックパッカーで貧乏旅行してた。童貞卒業は社会人1年目」(34歳・男性・金融・日本大学卒) 「映画の『横道世之介』の吉高由里子がいないバージョンの生活を送っていた」(34歳・男性・アパレル・法政大学卒)  現役大学生の現実も2000年代と大きくは変わらないようだが、昨今隆盛を極めているマッチングアプリの存在感が増したのは事実。さすがに実際に利用していると公言する現役女子大生はいなかったが、男子学生の中には「Tinder」「タップル誕生」などのマッチングアプリを使っている者は少なくなかった。 「英語の勉強をかねてtinderをやってる。わりと男友達でやってる人は珍しくない」(21歳・男性・大学生・早稲田大学) 「合コンで出会った25歳の社会人と付き合って半同棲中。お金もあるし優しいし不満はないです」(21歳・女性・大学生・東京女子大学)

4 サークル活動:大学内サークルで元気なのは早稲田だけ。インカレが基本。飲みはおとなしめ

1990年代:テニサー 2000年代:オールラウンド、テニサー 2017年:学生団体  90年代のチャラい大学生の象徴“テニサー”。  その名残は2000年代になっても存分にとどめてたが、中には「僕らは真面目にテニスを楽しむ」ことを謳うサークルもあったからややこしい。「真面目にテニスの練習しているサークルでも、サークル内での交際率は他のサークルよりも圧倒的に高かった」(28歳・女性・金融・学習院大学卒)という声もあるから油断ならない。  とはいえ、2000年代に本当にセックスのことしか考えていない大学生が入っていたサークルといえば、やはり「オールラウンドサークル」という回答が圧倒的だった。  現役大学生にとってもテニサー・オーランのチャラチャラなイメージは未だ健在で、飲みサーに拒否反応を示す傾向も一定数あり、事実飲み会が開かれる機会は年に数回と激減しているようだった。  また、実際の割合まではわからないが、「サークルに所属しない人が多い」(21歳・男性・大学生・法政大学)、「学内サークルで元気なのは早稲田だけ。ほかはだいたいインカレ」(22歳・男性・大学生・早稲田大学)といったように、相対的に昔に比べてサークル活動の元気はなく、インカレの学生団体が台頭しているようである。
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クルマ保有者はゼロ。変わりに金をかけているものは…
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