怪魚・アリゲーターガーは「釣り人が釣ってみたい人気の魚」 各地で目撃が相次ぐその正体とは?
「まさに雑食。小さな魚からコイ、ザリガニ、なかにはネズミを食うやつまでいますよ」
そう語るのは関西の熱帯魚卸業者、クイーン商会の担当者。先日、体長1メートルを超える“アリゲーターガー”が兵庫県たつの市の揖保川下流地域で捕獲された。また、名古屋城の外堀で8か月ぶりに出現。まるでワニのような見た目から話題となっている。
そんなアリゲーターガーの正体とは……?
⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1332088
名古屋城での捕獲が失敗した際は、管理する市に多くの釣り人から「自分が釣ってあげる」との電話が殺到したのだという(※市の条例で禁止されているため不可)。
じつは一部の釣り愛好家の間では、アリゲーターガーは“釣ってみたい魚”なのだという。都内でハンドメイドのルアー製作・販売などを行うジェイリー・キュー氏はこう言う。
「釣り人は、釣ったことのない魚を狙って釣るのが楽しい。いつかアリゲーターガーを釣ってみたい人も多いのでは」
果たして、体長1メートルを超えるというアリゲーターガーなど、本当に釣ることができる魚なのか……。
「フィッシュイーター(小さな魚を食べる)なのでルアーにも反応しますよ。とはいえ、臆病な性格ですし、大きいのでなかなか釣れないと思いますが。多摩川で実際に釣ったことがあるという釣り仲間もいますよ」
大阪の淀川、東京では多摩川、神奈川では鶴見川などでも多く目撃されている。その性質をこう分析する。
「セキ上のプールみたいな川の流れがあまり無いところを好む。だから目撃されることも多いのでは」
アリゲーターガーは釣り人が“釣ってみたい魚”!?
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明治大学商学部卒業後、金融機関を経て、渋谷系ファッション雑誌『men’s egg』編集部員に。その後はフリーランスで様々な雑誌・書籍・ムック本・Webメディアの現場を踏み、現在は紙・Webを問わない“二刀流”の編集記者として活動中。若者カルチャーから社会問題、芸能人などのエンタメ系まで幅広く取材する。趣味はカメラ。X(旧Twitter):@FujiiAtsutoshi
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