夏の着こなしテクニック「タックイン」のコツとは
▼同色を合わせて境界線をボカす
ではデメリット解消の方法をいくつか教えましょう。まずは「靴とパンツ」もしくは「トップスとパンツ」の色を合わせることです。パンツに隣接するアイテムを同じ色にしておくと境界線がボケます。すると靴とパンツが、トップスとパンツが一体化してくれて脚長に感じるものです。靴とパンツの場合は「靴の分だけ脚が長く」感じるし、トップスとパンツの場合は「腰の位置が分かりにくくなる」ため脚の始まり位置をごまかせます。
こうした配色のテクニックで脚の長さを悟らせないようにすることがまず何よりも重要です。
▼タックインは「ゆるく」
それともう一つ。「タックイン」と聞くとついついスーツと同じようにキッチリ裾をウエストの中に収めようとしてしまいがちですが……そうすると腰の位置がありありとわかってしまい脚の長さを強調してしまいます。
脚を長く見せようとするのなら「腰の位置を悟られない」ようにするのが重要です。歯科助手さんに美人が多いと感じるのはマスクをしているからなのです。何も採用基準に「容姿端麗であること」と盛り込んであるわけではありません。マスクで隠されているから美しい理想の口元を想像してしまい美人に感じるわけです。
それと同じで腰も隠してしまえば理想の腰位置を想像させることができます。タックインの場合はなるべくトップスの裾をゆるくインして、ウエストに乗せるようにたわませるのが重要です。こうすることでタックインによる短足感は少し防ぐことができるでしょう。
以上、タックインのポイントをかいつまんで説明しました。より詳しく知りたい方は8月8日(火)発売の週刊SPA!での私の連載「最速でおしゃれに見せる方法」か、毎週配信のメールマガジン「現役メンズバイヤーが伝える洋服の着こなし&コーディネート診断」をご覧ください。〈文/MB〉ファッションバイヤー。最新刊『MBの偏愛ブランド図鑑』のほか、『最速でおしゃれに見せる方法 <実践編>』『最速でおしゃれに見せる方法』『幸服論――人生は服で簡単に変えられる』など関連書籍が累計200万部を突破。ブログ「Knower Mag現役メンズバイヤーが伝えるオシャレになる方法」、ユーチューブ「MBチャンネル」も話題に。年間の被服費は1000万円超! (Twitterアカウント:@MBKnowerMag)
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