北朝鮮は軍事国家にハッカーを派遣している!?
昨年は多くのハッキング事件が世界を席巻したが、「今年はさらにエスカレートする」と語るのはハッキング事情に詳しいITジャーナリストのウラジミール氏。彼が今年起きそうな事件を大胆に予測した!
◆北朝鮮ハッカー輸出、外貨稼ぎゲーム攻撃
昨年12月、アメリカの無人偵察機をイランがハッキング誘導着陸により入手。この誤誘導技術が実は北朝鮮から提供されたという情報がある。北朝鮮は10年以上前からサイバー戦へ向け人材を開発しているが、その多くは軍事システム開発と「海外派遣」に向けられているという。
北は本国からサイバー攻撃を行うのでなく、イランや中東・アフリカなどの軍事国家にハッカーを派遣している可能性がある。
また昨年は中国を拠点とし、韓国のゲームサイト等を不正操作し日本円にして数億円にもなる電子マネーを得るという、「サイバー外貨稼ぎ」が発覚した。
こうした動きはさらに活発化するだろう。何しろ電子マネーはマネーロンダリングにもってこいだからだ。
イラスト/子原こう
― 2012[(危)サイバー事件]大予測【5】 ―
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