更新日:2022年10月29日 00:58
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あなたの好きな牛丼チェーン店は? 吉野家、松屋、すき家「牛丼御三家」人気対決

アレンジ派が選んだ松屋「毎日食べても飽きない」

 一方で、2位の松屋。他店との大きな違いは「みそ汁が無料」。しかしながら、得票率は27.1%と1位の吉野家に大きく差をつけられてしまったが……。「牛丼の味が安定している」といわれる吉野家に対し、「パンチが弱い」と一蹴するのは自称“松屋マスター”の33歳男性。なんと、5年近く毎日(※出張時をのぞく)松屋に通い続けた経験があるという。   「勤めていた会社の近くにあったことから毎日お世話になっていました。それでも飽きなかった理由は、なんといっても“味変アイテム”が豊富。牛丼を食べている途中で、焼肉用のタレ(バーベキューとカルビ)をかけてアレンジできる。サラダ用のドレッシングを使うこともありますよ」  じつはこのような食べ方をする人は少なくないようで、同様の意見が複数見られた。牛丼といえば、“つゆだく”や“ねぎだく”などの裏注文をする人もいるだろう。様々な食べ方を試してきたという前出の男性がこう続ける。 「個人的にいちばん美味しいと思うのは、つゆを丼ぶりの限界まで入れてもらい、雑炊ふうに食べる方法。卵をかけるのもアリですね。注文の言い方ですか? 正式にはわからないので『雑炊レベルのつゆだくだくで』と伝えています(笑)」  とはいえ、さすがに極端なアレンジかもしれないが……。松屋では牛丼ではなく、定食を頼むという声も。以下は40歳の男性のコメント。 「定食の種類が豊富でコスパがいい。特にお気に入りは牛焼肉定食。肉でサラダを巻いて食べます。あと、大根おろしに七味をたっぷりとかけて辛くアレンジすることもあります」  そのほか、松屋には豚と茄子の辛味噌炒め定食やブラウンソースハンバーグ定食なども用意されている。 牛丼

女性やファミリー層に人気のすき家「テーブル席がありがたい」

 今回は、すき家が3位という結果だったが、特筆すべきは女性の回答者56人中24人がすき家と答えた点だ。じつに約半数近くとなる。理由を見ていくと、「店に入りやすい」「牛丼のバリエーションが豊富」というコメントが多数。こちらは保育士として働く30歳女性の意見。 「生まれて初めて入った牛丼屋だから。正直ほかのチェーン店はスーツのサラリーマンが多くて勇気がいる。すき家なら子どもでも連れていける」  おじさんたちがカウンターでかきこんでいるイメージの強い牛丼だが、すき家は女性やファミリー層に向けて、テーブル席を多く設置。また、いわゆる定番の牛丼だけではなく、高菜明太マヨや納豆、山かけ、チーズなどのアレンジ系が用意されている。期間限定でうなぎやさんま丼なども。男性はもちろん、幅広い層にウケるメニューが考案されている。  日刊SPA!のアンケートに答えた90%以上が男性だっただけに、性別を女性に絞った場合は順位が変わってくる可能性もあるだろう。

庶民の味方であり続けてほしい

 牛丼チェーン店は、前述のBSE問題や牛肉相場の変動によって牛丼の価格改訂、豚丼やアレンジ丼への路線変更、店舗縮小・拡大などを繰り返している。最近ではステーキやカツ丼などのライバルも増えたが、今後も庶民の味方であり続けてほしい。 【調査概要】 調査方法:日刊SPA!サイト上で「あなたの好きな牛丼チェーン店は?」というアンケートを行い、その結果を集計したものです。 調査期間:2017年10月26日~27日 有効回答者数:619名(男性90.5%、女性9.5%) <取材・文/日刊SPA!取材班>
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