雑学

貯金ゼロ、世帯月収38万の4人家族が貧困寸前になる理由

大きなトラブルに見舞われたわけでも、目立った贅沢をしているわけでもないのに、真綿で首を絞められるように困窮する。理不尽な謎に迫ってみた。

4人世帯で貯金ゼロ。衝動買いもやめられない


子供 10年前、千葉県の郊外に30坪の一戸建てを3700万円で購入した早川良夫さん(仮名・40歳)。未就学の子供2人を持つ、いい年をした大人だというのに貯金はゼロだ。

「住宅ローンは35年、月の支払いは12万円です。子供2人を認証保育園に入れてますが、月7万円でこれも家計を圧迫しています」

 とはいえ、本人の手取り30万円に奥さんのパート収入8万円を足せば、なんとか貯金くらいはできそうだが……。

「認知学習っていうんですかね。子供にはいろんな体験をしてほしくて、ついついお金をかけすぎちゃうんです。ホームセンターに行けば、キャンプ道具一式やビールサーバーを買ってしまう。土日は必ず家族で外食。自分にお金は使いません。ビールは発泡酒のまとめ買いだし、風俗だって行きませんよ!」

 ちなみにキャンプは「忙しいから」と一度も行かず、ビールサーバーは「掃除が面倒」と1回しか使っていない。子供を思う気持ちはわかるが、あきらかに浪費のしすぎだろう。

「不安だらけですけど、考えてもしょうがないし。あと、なんだかんだいって持ち家があれば、家賃を滞納して家を追い出されることもないじゃないですか。景気が持ち直せば、その分を貯金に回していこうかなって」

 楽観的な性格といえばそれまでだが、住宅ローンも滞納すれば、銀行から売却一括返済の催促がくる。貯金がない現状では、すでに貧困に片足を突っ込んでいることに気づいてほしいものだ。

― 家族の貧困が止まらない ―




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