年収300万円だと教育費は月6520円がギリギリ…年収別に計算した家計の限界値
預貯金やボーナスは病気やケガによる入院、子供の入学金などライフイベントに対応させるため当てにしてはいけない。つまり、この家計簿の数字が死守すべき最低ラインなのである。
「生命保険はどの年収層も当然、掛け捨て。雑費が年収ごとに増えていくのは付き合うママ友のランクも上がるから。それでもギリギリだと思います。むしろ、要注意なのは教育費。“子供のために”と大義名分を得て使いがちですが、習い事は一度始めるとやめづらいもの。預貯金を教育費に回す人が多いですが、“子供のため”と教育に力を注いだ結果、老後破綻して“子供に迷惑”をかけては本末転倒ですよね」
あくまでも健全な家計簿にした場合だが、年収300万円の教育費は月6520円。ほかの項目もギリギリの金額で、年収300万円男は子供を育てることすら難しいことがよくわかる。とはいえ、この家計簿はあくまでも健全なもの。昼食代など最低限1万円を残し、さらに雑費その他、預貯金からも限界ギリギリまで搾り取り、余剰金を拠出することはできるのだ。
【横山光昭】
ファイナンシャルプランナー。マイエフピー代表。著書『はじめての人のための3000円投資生活』(アスコム)は約50万部を超えるベストセラー
※写真はイメージです
― 年収別 男の限界値 ―
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