更新日:2022年12月10日 19:03
デジタル

名刺管理、スマホ容量不足…日常の面倒なことを解決するちょっとした工夫

名刺はクラウド管理で、探す時間は大幅カット

名刺アプリのEight

名刺アプリのEightは、文字情報の読み取りが人力によって入力されるため、比較的誤字が少ないのも魅力

 ビジネスマンにとって難関のひとつが、名刺管理だ。「膨大な量の名刺は取っておいてもかさばるし、何より探す手間がかかります。例えば、名刺管理アプリのEightは、名刺を写真に撮ってアップロードするだけで、クラウドでデータベース化してくれます」(末岡氏)。そのほかにも、名刺をスキャンし、情報管理ソフトEvernoteなどに蓄積するなどの方法もある。名刺は溜め込むだけではただの紙。うまく活用すべく、名刺のデータ化とクラウド保存を習慣化したい。

スマホ内写真は自動同期が鉄則

 膨大な写真データの蓄積で、起こりやすいのがスマホの容量不足。そこで導入すべきが、自動写真アップロードアプリだ。「Googleフォトのアプリをインストールすれば、1600万画素までの写真なら自動的に無制限でアップロードされます」(末岡氏)。一度設定すれば自動更新されるので、ぜひトライを。また、Amazonが提供する「Prime Photos」も無劣化&容量無制限でアップロードが可能。 ・Googleフォトの場合  1600万画素以上の画像を保存する場合、15GBまでは無料。有料版にすると月250円で100GB、月1300円で1TBまで利用することができる ・Prime Photosの場合  Amazonプライム会員(年会費3900円)は追加料金なく利用が可能。保存容量は無制限で、Wi-Fiでのみアップロードする設定にもできる

クラウドでバックアップの自動化をしていると安心

Backblaze

「Backblaze」などのバックアップアプリは便利だが、通信容量が大きいため、ネットが自由に使えるWi-Fi環境が整った場所で必ず実行を

 パソコンを使う上で、最も恐ろしいのがデータの紛失。大事なデータを守るための自衛策として、バックアップは大切だ。「パソコンのWindowsやMacには標準で自動バックアップ機能が備わっているので、外付けハードディスクなどを接続して、自動バックアップ設定をオンに。その後、バックアップの頻度や範囲を指定しておけば、自動で更新してくれます」(末岡氏)。それだけでは不安な人はOneDriveやiCloud、Dropboxなどのオンラインストレージを同期させたり、24時間自動でクラウドにバックアップを取ってくれるアプリ「Backblaze」などを利用し、クラウドに保存するのもオススメだ。 【末岡大祐氏】 ライター。スピーディー末岡の名で『ASCII.jp』などで活躍。スマホやパソコン、モバイル端末などガジェット関連の最新事情に精通する ― 人生に効く[スマートライフ](超)入門 ―
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