※現在はサービス提供休止となっています。（2018年6月加筆） 　部屋探しを効率的に少しでも安く済ませたいという人は、無店舗型の不動産仲介サービス「ノマド」を利用してみてはどうだろう。 　サービス提供エリアは東京都全域と神奈川県東部に限定されているが、ITによる業務効率化などコストを抑えた運営を実現しているため、仲介手数料は3万2400円（税込）と格安になっている。一般的な不動産屋の仲介手数料は家賃1か月分+消費税ということを考慮すると、数万円単位でトクできる。 　さらに便利なのが他の不動産サイトで見つけた部屋の持ち込みがOKな点。物件のURLをサイト内のチャットで送るだけで、簡単に空室チェックが可能なのだ。予め探している部屋の条件などを登録することで物件情報をダイレクトに受け取ることもできるが、電話による営業はないというのも気楽だ。 　通常は30日間サポートで利用料1620円かかるが、3月下旬現在の料金プランでは、契約までの利用料もお部屋見学（1回3時間で3部屋まで）も、無料となっている。利用期間の終了時に自動で更新されるようなこともないようだ。 　　引っ越し業者は値段が高いので友達に手伝ってもらいたいが、それもなかなか難しい……そんな時は、スキマ時間を気軽に売買できるサイト「タイムチケット」だ。 　このサイトは自分の時間を“タイムチケット”として30分～3時間単位で販売する“ホスト”と、ホストの時間やサービスを受けたい“ゲスト”を仲介するWebサービスで、販売されているチケットは内容や形式などによってカテゴリに分かれ、実に様々なタイプのものがある。 　3月下旬現在、「引越し／引っ越し」でタイムチケットを検索してみたところ、40件以上のチケットが販売されている。引っ越しの現場で4年の経験を持つというあるホストは、洗濯機の取り付けやベッドの組み立てなども請け負って、1時間2700円でチケットを販売していた。 　従来の引っ越し業者の場合、単身者で同一地方での引っ越しだと3万円程度がだいたいの相場。引っ越し代行の「おてつだい／代行」カテゴリのタイムチケットの料金は、1時間1千円～5千円程度と幅があるが、荷出し・移動・荷入れにそれぞれ1時間かかったとしても、2万円程度は浮かせられる計算になるだろう。 　タイムチケットは運営会社がすべての取引を仲介し、お金のやり取りも事前に仮支払い。会った後に問題がなければ実決済されるというかたちのため、安心・安全に使うことができるのもポイントだ。 　今回の見積もりを合計して比較すると、従来の業者に依頼した時より10万円近く安く引っ越しを済ませることも十分可能なようだ。こうした便利な最新のサービスを積極的に利用することで、引っ越し貧乏ともオサラバできるようになるかもしれない。　＜取材・文／日刊SPA！取材班＞