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大谷翔平メジャー初HRでベーブ・ルースに並ぶ! 97年ぶり快挙に全米も熱狂

「歴史的なホームラン」と見出しをうったMLB公式サイト

 大谷翔平が、やってのけた。

 日本通算48本のホームランを放った23歳の若きスラッガーが、メジャー通算6打席目、そして地元アナハイムでの初打席で3ランホームランを放った。

 一昨日のメジャー初先発初勝利から2日経ったこの日、8番DHで野手としてメジャー2試合目のスタメン出場を果たした大谷の初打席は、1回裏、2死満塁で回ってきた。

松井秀喜を彷彿とさせるデビュー戦HR


 本拠地デビュー戦での満塁シーンと言えば、2003年の松井秀喜氏を思い出すファンも多いことだろう。旧ヤンキー・スタジアムのデビュー戦で、ライトに特大の満塁ホームランを放った松井氏は、メジャー通算175本のホームランを記録した国民的スターだ。

「ここで一発でれば……」と期待が高まった大谷への4球目はワンバウンド。捕手が後逸してエンジェルスが3対2と逆転に成功した。大谷の本拠地初打席は、場面が変わって2死2、3塁となった。

 マウンド上は、インディアンス今季初先発のジョシュ・トムリン。昨年も二桁勝利を挙げたトムリンは、メジャー屈指のコントロールを誇る33歳。奪三振に対する与四球率は、最強左腕クレイトン・カーショウに次ぐメジャー全体2位の値を誇る。2016年はインディアンスのリーグ優勝に大きく貢献し、ワールドシリーズでの先発経験もある。相手に不足はない。

 ファールを挟んだ6球目。74マイル(119km)のカーブを捉えた大谷の打球は、地元エンジェルスファンで埋まるライトスタンドに飛び込んだ。日本よりいくぶん早足でダイヤモンドを一周した大谷が、笑みを浮かべてホームイン。地元の実況は「オオタニサーン!」とシャウトした。

MLBサイトはもはや大谷の動画だらけだ

 ダグアウトに帰ったルーキーを、チームメイトは粋な即興で出迎えた。「サイレント・トリートメント(チームみんなで知らんぷり)」に苦笑いした大谷は、次の瞬間、ひとり両手を掲げると「エア・ハイタッチ」で応戦。すると数秒の静寂のあと、チームメイト全員からもみくちゃにされた。男たちの笑顔が飛び交う素敵なシーンだった。

松坂クラスの主戦投手から一撃!


 ちなみに大谷に初ホームランを許した先発トムリンのキャリア成績は、野球ファンならずとも知られるあの大投手とよく似ている。

トムリン:メジャー8年、135先発、59勝48敗、防御率4.65
松坂大輔:メジャー8年、132先発、56勝43敗、防御率4.45

 松井秀喜氏のデビュー戦を回想させ、松坂大輔クラスの主戦投手から放った大谷翔平のメジャー初ホームラン。この試合で4打数3安打を放ち、メジャー初マルチ安打も達成した大谷には、試合後、ビックなプレゼントが待っていた。

 同一シーズンで先発勝利投手となった次の試合で、野手として先発出場してホームランを放った選手は1921年のベーブ・ルース以来97年ぶりとのこと。いきなり伝説の名選手に肩を並べた23歳大谷翔平のメジャーでの活躍から、いよいよ目が離せなくなってきた。<文/小島克典(スポカルラボ)>





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