更新日:2018年05月12日 18:32
スポーツ

とにかく荒れるNHKマイル 波乱の立役者となる大穴馬は…

2年前6月最終日の東京芝直線

2016年6月最終日の東京芝直線。当日のコース状況も要チェック

NHKマイルCの「枠・馬場・展開」は……

 では、各馬の能力をどうやって判断すれば良いのか? それは、この一言に尽きます。 「出走馬の過去のレース映像を全部見てください」  馬の強さや特徴、個性はレース映像の中にすべて詰まっています。まさにレース回顧には金脈が眠っているのです。だからこそ、『回収率が飛躍的に上がる3つの馬券メソッド』では、レース回顧の方法についても詳しく触れました。ただ、こう思う人も多いでしょう。 「そんなの面倒くさい」、「時間がない」  そう思われた方、安心してください。僕が代わりに全部観たので、その答えをお伝えします。  そこで早速、結論……と行きたいところですが、やはり競馬予想は「枠・馬場・展開」の3つのメソッドを抜きに語ることはできません。たとえ“強い馬”でも、この3つに恵まれなければ容易に勝ち切ることは不可能だからです。  まず展開を想像すると、今年は前走4コーナー先頭から押し切ったテトラドラクマが人気の一角を占め、さらに前走逃げたカシアスがいます。カシアス陣営は、「好位で折り合いたい」と口にしてはいますが、同馬主のカツジという差し馬もいることですから、極端に控えることはないでしょう。さらに、ファルコンSを掛かり気味に先行して制したミスターメロディ、同じく行きたがるタイプの先行馬・フロンティアあたりも積極的に行くはずで、先行集団の争いは激しく、少なくともスローペースはないと思われます。  さらに馬場状態ですが、今開催の東京芝は東京らしい長い直線で差しが届く状態です。  つまり、展開&馬場を考慮すると、末脚のシッカリした馬の中から力のある馬を選べば的中に近づける予感がします。当然、脚質的には差し馬ですから、枠順は内枠よりも中~外枠の方が良いでしょう。

大波乱の立役者となるのはどの馬か?

 このようにレースの全体像を想像した上で、パズルのピースに当てはまる隠れた実力馬はどの馬か?
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今年は先行争い激化で狙いが絞れる?
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回収率が飛躍的に上がる3つの馬券メソッド

競馬関連の書籍としては異例の大ヒットとなった、競馬予想家・TAROの『回収率を上げる競馬脳の作り方』の第二弾。

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