清純美少女とラブラブのつもりが…僕の存在は“ニンゲン以下”だった
―[オレ史上最悪の恋愛体験]―
あの日、あのとき、あの場所で。だれでも忘れられない過去がある。ほとんどの思い出は美化され、笑って話せる日がくるものだ。しかし、そんななかでも「史上最悪の恋愛体験」だけはいつまでも苦い思い出として残り続ける。
今回は、ニンニクなどのスタミナ料理をたっぷりふるまってくれ、熱い一夜を過ごしたあとは必ず姿を消してしまうという謎の彼女によって、自分の存在価値を疑ってしまうほどのトラウマを抱えてしまった男性の例を紹介しよう。ホラー映画よりも現実は奇なり……!

朝起きると必ず姿を消している不思議な彼女の真相
緊張しているのがバレないように、吉田さんは彼女を部屋に迎え入れたんだそう。
「そのまま彼女がリードする形で僕たちは結ばれたのですが。ちょっとトントン拍子過ぎて、いいのかな? って感じでしたね。でも、お互いお酒も入っていたし。恋愛って勢いも大事だからこれでよかったんだと思い直して彼女を腕まくらしながら眠りに落ちました」
清純そうな割に、意外と積極的だったな。そんな余韻に浸りつつも幸せな気分だった。ところが、不可思議なことが起こった。朝起きてみると彼女はもうおらず、「ありがとうね!」とメモが残してあり……。
「なんで帰るときに起こしてくれなかったんだろう……でも僕に気をつかってくれる優しいコなんだな、と思いました。それから彼女は実家住まいだったので週2ペースで僕の部屋に遊びに来るようになったんです。彼女は、ニンニクと牛肉の炒め物に生卵を乗せたヤツとかトンカツなどのスタミナがつきそうな料理をよく作ってくれました。僕は、それが新婚生活みたいでとても嬉しかったんですよね」
正式な告白こそなかったが、もう付き合っているという認識でいいだろう。とはいえ、その後も“夜明けのコーヒー”とはいかなかった。Nさんは毎回、終わったあとはなにかと理由をつけて帰ってしまったという。
「泊まると化粧を落とさないといけなくなるから、恥ずかしいのかな? 可愛いヤツめと思っていましたが。僕は長い時間を一緒にいたかったので寂しかったですね」
そんなある日、同級生の男友達と話していると、衝撃の事実を聞かされることになる。
「この間、Nとヤッちゃってさ~」
吉田さんは驚きを隠せなかったという。果たしてどういうことなのか。動揺しながらも問い詰めてみたところ……。
「僕のときと同じで『部屋に行ってもいい?』と誘われたって言うんですよ! ほんと信じられなくて……嘘に決まっていると思いましたが、ラチが明かない。モヤモヤする気持ちが止まらないので、彼女を呼び出して確かめてみることにしたんです」
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漫画家。『アックス』や奥様向け実話漫画誌を中心に活動中。好きなプロレスラーは棚橋弘至。著書『女ヒエラルキー底辺少女』(青林工藝舎)が映画化。
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