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競馬予想家・TAROと皐月賞100万円ブロガーが日本ダービーを斬る

TARO氏とゆたぽん氏

TARO氏とゆたぽん氏

ダービーは枠次第! 皐月賞上位は危険視

TARO:5月27日のダービーですが、出走馬も枠順も確定していないので、正直難しい。なんといってもダービーは枠順が大切なので。 ゆたぽん:過去10年で1枠の馬が5勝していますからね。同じ東京芝・2400mのジャパンCもそうですが、ダービーとジャパンCは内ラチから6m外に仮柵が設置されるCコースで行われるため、インの芝の傷みが緩和される。昨年のジャパンCは1枠2頭の決着で、本線で的中しました。しかもダービーはレース開催週に仮柵の移動があるため、ジャパンC以上に内有利です。 TARO:「1枠の馬が来るので軸にします」と聞くと、身も蓋もない素人の予想と思われるかもしれませんが、枠・馬場・展開が競馬にとって極めて重要なのは、すでにお伝えした通り。しかも、ダービーやジャパンCはコース替わりに加えて、内枠が2つ分空けてあるのもポイントです。つまり、2枠より外の馬はすし詰めの満員電車からスタートするのに対し、1枠の馬は悠々自適にスタートして自由に位置を取れる。これが通常のレースなら、内枠は最短距離を走れる代わりに、他馬が殺到して窮屈になる、芝が傷んで走りにくいなどのデメリットがあるのですが、ダービーに関してはメリットしかないわけです。 ゆたぽん:つまり、ダービーは展開よりも枠順。そこを中心に、改めて展開、能力、適性などを加味していけばいい。逆に言えば、展開だけで決まった皐月賞上位組はかなり危ないと見ます。 TARO:まったくその通りで、皐月賞が立ち回りや中山適性をモロに問われる特殊な競馬だった場合、ダービーの着順は一変します。昨年も皐月賞上位3頭は、一頭も馬券に絡みませんでした。 ゆたぽん:皐月賞が荒れた年は、ダービーで実力馬が巻き返す。今年の皐月賞馬・エポカドーロも、強い競馬をしたのが小倉・中山・中山と小回り適性に特化している印象があります。距離に不安もあり、加えて同型の絶対的な先行馬・ダノンプレミアムが参戦する。上位争いは厳しいかもしれません。 TARO:一方、皐月賞からの巻き返しとなると、キタノコマンドール、グレイル、オウケンムーンあたりが注目です。 ゆたぽん:キタノコマンドールは、キャリア3戦ながらすべて異なるレースをして、着実に対応してきました。皐月賞も明らかにダービー目標の余裕残しの仕上げにもかかわらず、外を回って脚を余しながらの5着。現時点の本命です。 TARO:僕は共同通信杯組に期待したい。オウケンムーンの皐月賞は調整程度で競馬をしておらず、狙いは明らかにダービー。ほかにもゴーフォザサミットが青葉賞、ステイフーリッシュが京都新聞杯制覇と、すでに巻き返す馬が続出しています。オウケンムーンとゴーフォザサミットのいずれかが内枠を引いたら、本命を打つつもり。一方、ダノンプレミアムは不利な枠を引いたら危ない。この馬こそ立ち回りがものをいう皐月賞で勝つべき馬で、逆に言えばダービーで崩れるタイプだと思われます。 ゆたぽん:人気は予想を大いに揺るがせますが、そこでブレない自分だけの軸を持つこと。これが、回収率を上げる秘訣ですね。 TARO:ダービーでは、情報が大量に出回ります。すべてを検討すればするほど、予想は無難な人気馬に収束してしまう。しかし、それでは競馬は勝てません。大切なのは、人気にとらわれずに買い切る勇気と決断力です。 《5/27 ダービー出走予定注目馬》 ダノンプレミアム キタノコマンドール ブラストワンピース エポカドーロ ゴーフォザサミット ワグネリアン ステルヴィオ グレイル 【ゆたぽん氏】 競馬ブロガー。競馬ライター・編集者を経て、ブログ『ゆたぽんの日々是競馬』主宰。メルマガ『ゆたぽんの馬券生活協同組合』も人気を博している 【TARO氏】 『TAROの競馬』主宰の競馬予想家。サラリーマンの傍ら、競馬記者歴ゼロでデビュー。メルマガ『TAROの競馬ノート』は業界屈指の読者数を誇る。また、『TAROの競馬』シリーズ・第2弾書籍が好評発売中! 競馬関連書籍としては異例のヒットとなった前作に続く『回収率が飛躍的に上がる3つの馬券メソッド』では、さらに実践的な予想方法を具体的に解説 ― 猿マネギャンブルで30万円勝つ! ―
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競馬関連の書籍としては異例の大ヒットとなった、競馬予想家・TAROの『回収率を上げる競馬脳の作り方』の第二弾。

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