ゆたぽん氏は投資1万円で通称「帯」119万7000円の払い戻しを受けた
ゴールデンウイークに散財してしまった人も多いだろう。初夏を迎えても財布が冷え込んだままでは、熱くなれないだろう。そこで今回は堅実に、それでいて難解な予想いらずでギャンブルで30万円勝つ必勝法を勝ち組たちに聞いた。
乗りに乗る若手予想家に猿マネで乗っちゃおう!
TARO氏
競馬の年間プラス収支者(※回収率100%オーバー)は6~8%程度といわれており、9割以上の競馬ファンが負けているといわれる。だが、『
回収率が飛躍的に上がる3つの馬券メソッド』を上梓した競馬予想家・TARO氏によれば「勝っている人は、安定して勝ち続けている」という。裏を返せば、“負け組”は延々と負け続けるということだ。つまり“勝ち組”と“負け組”とでは、予想の出発点となるメソッド・思考法が根本的に異なるのだ。では“勝ち組”のメソッドとはいかなるものなのか? TARO氏と人気競馬ブロガー・ゆたぽん氏が、ダービーの展望を熱く語り尽くした。
――今日は、お二人の予想方法を猿マネして、SPA!30周年にちなんで競馬で30万円勝たせてもらおうという企画なんです。
TARO:30万円だったら、なんとかなるかも!?
ゆたぽん:僕、ちょうど先日の京都メイン・鞍馬S(5月6日)で投資1万円で30万円勝ちましたよ。
――めちゃくちゃ荒れたレースですよね。「こんな馬券、買ってるヤツいるのかよ!」と思いましたが、本当にいるんですね……。
ゆたぽん氏
TARO:それにしても、ゆたぽんは最近ノリにノッてますね。僕も5月5日の東京10R・メトロポリタンSの展開読みがハマって、投資8000円で回収13万円を当てたけど、一気に霞んでしまった。やっぱり皐月賞で帯(※100万円)獲った男は違うな。
ゆたぽん:(笑)。あれも展開読みで獲った馬券です。ダノンプレミアムという絶対的な存在が回避したことでレースは混戦模様。ならば、能力よりも展開次第ということで馬柱を見ると、人気馬は軒並み差し馬。こういう状況では前残りが起こりやすく、4コーナーを回ったときの位置取りを想像したんです。それで、前にいる馬から順番に印を打ったら、その通りに入線してくれた。
投資1万円で119万7000円の払い戻しを受けたゆたぽん氏の皐月賞馬券
TARO:展開の力って本当に絶大で、キタサンブラックですら展開が向かなければ大敗しました。展開を覆せるのは、ディープやオルフェーヴルといった10年に一頭の怪物に限られる。
ゆたぽん:それに少頭数のトライアルを勝った差し馬は、多頭数の本番になるとパフォーマンスをよく落とすんです。差し馬は頭数が増えれば増えるほど、直線で詰まるなどの不利を受けやすくなるのですが、それでもトライアルで派手な勝ち方をしたから“人気して”しまう(※人気を集めること)。リスクが多く配当も低い馬を、積極的に狙う気にはなれません。
TARO:おまけに皐月賞当日は雨が降っていて、馬場状態も不明だったじゃないですか。不確定要素ばかりの、ある意味特殊なレースでした。そうした状況下で人気馬から入るというのは、たまたま当たったとしても長期的に見れば損な選択でしかない。