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ミニファミコン ジャンプ版、メガドライブ ミニ、NEOGEO mini…ミニハード戦争を制するのは?

任天堂「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピューター 週刊少年ジャンプ創刊50周年記念バージョン」

 5月14日発売の「週刊少年ジャンプ」で、新たなバージョンのミニファミコンが電撃発表されました。毎週約500万部を売り上げていたジャンプ黄金期を彩ったコミックを原作にしたファミコンソフトを中心に20本プリインしたミニファミコンです。本体の色は特製のゴールド。色以外の仕様は2016年発売のミニファミコンと同じです。

ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ 週刊少年ジャンプ創刊50周年記念バージョン ©2018 Nintendo ©JUMP 50th Anniversary ©集英社

 この企画がすごいところは、『キン肉マン マッスルタッグマッチ』『ドラゴンボール 神龍の謎』『聖闘士星矢 黄金伝説』といった、ファミコン世代には馴染み深いにもかかわらず、これまでバーチャルコンソール化されておらず、気軽に遊べなかったタイトルが収録されている点。コレクターにとっては間違いなく貴重な一品です。  また、この企画が実現した意味は大きく、今後コンピレーションアルバムや小説のアンソロジー集などと同じように、いろいろな切り口でミニファミコン、ミニスーファミが登場する端緒になるかもしれません。名作シューティング集、野球ゲーム集、タレントゲーム集など、権利関係の壁を越えてぜひ実現してほしいものです。  「ミニファミコン ジャンプ版」は7月7日発売予定で7980円(税別)。「メガドライブ ミニ」「NEOGEO mini」は夏の商戦か、それとも秋冬か……。PS陣営は動きがないですが、もしPSのミニ化復刻が発表されれば任天堂、セガ、SNK、ソニーの“ハード戦争同窓会”がミニを舞台に幕を開けそうです。
ゲーム雑誌・アニメ雑誌の編集を経て独立。ゲーム紹介やコラム、書評を中心にフリーで活動している。雑誌連載をまとめた著作『はじめてのファミコン~なつかしゲーム子ども実験室~』(マイクロマガジン社)はゲーム実況の先駆けという声も
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